バスタオルのニオイ しません!
子供のころは今ほどバスタオルのニオイって、言われてなかったし、部屋干し臭という言葉もなかったのに、90年代の半ば過ぎくらいから言われるようになりました。
これは洗濯機の攪拌力の変化(どんどん弱くなっている)が大きな原因ではないかと私は考えています。
実際、私の周りの70年代~80年代前半の全自動洗濯機を知っている人たちは、「昔の全自動はガーーーーッて回ってたよねー」とか「昔の洗濯機は飛沫が飛んでたよねー」という思い出を語ってくれます。
特に、私が知る限り、95年以降に作られた洗濯機はものすごく攪拌力が弱くなっていると思います。
さらに、2000年代に入ると、これに節水が入ってきました。
極端な節水機能のおかげで、洗濯が終わった後にふたを開けてみると衣類が濡れていない(乾いたままで、要するに洗濯液が衣類にかかってない状態)という機種まで出てきました。(友人宅の洗濯機がそれでした)
それは、、、、節水はしているけど、洗濯はしていない、ということです。
節水も大事ですが、洗濯というのは衣類の汚れを落とすことが目的です。汚れを落とすためには衣類が全部洗濯液の中に浸かり、水中へ汚れが分散しないとダメです。その際、衣類が全部濡れていないというのは論外ですし、あまりにも少ない洗濯液なので、汚れの濃度が高くなって、汚れ落ちが悪くなる、ということも起きています。
今、日本で売られている洗濯機で洗濯をする人は、「汚れが落ちていなくて汚れが蓄積していくこと」「ニオイが出てしまうこと」を、普通のこととして受け入れているようです。そういうものだ、とあきらめているみたい。
ちゃんとした浴比(洗濯もの1㎏に対してどれくらいの水を使うかの比率)で、ちゃんと洗剤やせっけんを溶かして洗えば、ニオイのない、ふわふわのバスタオルが手に入るのに、、、、
除菌や殺菌、いろんなことをしなくてはだめだ、と思い込まされています。
詳しいことは、私の本を読んでいただければ詳しく解説しています。(浴比についても本に出ています)
図書館でもいいですから、一度借りて読んでみてください。目から鱗だと思います。
★セスキ&石けんでスッキリ快適生活
★きれいに暮らす簡単石けん生活―洗濯物が真っ白、台所ぴかぴか…シンプル家事のすすめ
★赤星たみこの石けん達人
(漫画です。kindle版もあります)
★気持ちよく暮らす簡単家事生活