アクアアドバイザーへの道その3 数字はつらいよ
私も、水環境については詳しいつもりだったけど、水の硬度を計算する式とか、ミネラルウォーターの法的な定義とか、どのミネラルが細胞の中のどこに関与するか、などは勉強しないと知らないことばかりでした。
そういうことを集中講座で勉強したおかげで、ミネラルウォーターのラベルをじっくりみる癖がつきました。
この中で硬度を計算するのに使うのは、一番上のマグネシウムと、5番目のカルシウム。「水の硬度」って、味や人間の体に与える影響を測るために考案されたのではなくて、もともとは石けんの泡立ち、溶けやすさを示す指数として考案されたのです。
水の中のマグネシウムとカルシウムは石けんと結びついて石けんカスを作ります。MgとCaが多ければ、石けんがどんどん石けんカスになって、洗浄に使われる分が減ってしまいます。昔は洗浄剤といえば石けんしかなかったのだから、工業製品や衣類の洗浄にしても、水にどれだけMgとCaが含まれているかを知ることが、すごく重要だったのです。(このへんは、石けん本の著者として、すでに知ってましたよ~。エッヘン)
でも、この式は知らなかった…↓↓水の硬度を知るための計算式ですね。
Ca×2.5+Mg×4.1 mg/L
この式を覚えるのに、どうしよう…覚えきれない…と悩んだ私は、はい、例によって語呂合わせで覚えることにしました。
Caはカルシウムと読みますが、文字通りシーエーと読むと、キャビンアテンダント(CA)のこと。訓練を受けているのでCAの方たちは、ふつうの人の2.5人分働く。うむ、これだ!
Mgも、マグネシウムと読まずにそのままエムジーと読むと、私の年代だとエムジーファイブ(MG5)という資生堂の整髪料を懐かしく思い出します。これと4.1をどう絡ませるか…。
しせいどう、だから最初の「し」をとって4、うん、いいぞ! そして「てん、いち」はどうしよう。エムジーファイブの5より小さくて、しせいどう(4)より大きい数字。ええい、とにかく4.1だ!!(ご、強引…)
とまあ、こういう風に覚えるといいよ、と同期の生徒さんに話したら、「その文章覚えるほうが大変です」と言われて、ま、まさにその通り!!
と思いましたが、その一連の会話の流れが頭に入り、ええ、覚えてます。今もこの式、何も見ずに書きましたから!
こうやってブログに書くと、またこれも記憶の定着に役立つんだろうな、と思います。
ずっと覚えておかないとね。