電車で席を譲る、譲られる
電車はずっと混んでいて、結局佐倉~青山一丁目まで1時間半くらい座れなくて立ってました。ふう…。けっこう疲れたなあ…。
なので、一仕事終えて帰るときは、絶対座れる銀座線にしました。(渋谷は始発駅なのでね)
電車にのってすぐに座って本を読んでいたら数駅が過ぎました。ふと目を上げたら、向かい側のシートの前に、70代後半くらいの女性が手すりにつかまって立っています。
その女性の前に座っている人が席をゆずるかも?と思って、ちょっと見てたのですが、全然譲る様子はありません。
なので、立ちあがり、その女性の肩をたたき、「席、どうぞ」と声をかけました。(自分の真ん前にいるなら、ただ黙って立つだけなんだけど、ちょっと離れていたので声をかけないとほかの人が座ってしまうので)
そうしたら、「あ、次で降りるので大丈夫ですよ」と、断られたのです。
ふつう、席を譲ったのに断られたら、いったん立った人は照れくさくてその席に座れないと、よく聞きます。
でも私は、「あら、そうですか」と言ってすぐに元の席に座りました。
それって、恥ずかしいかなあ?
だって私は、基本、座りたいんだもん。譲って断られたら、また座ります。何のためらいもなく。
そのうち電車は次の駅に到着。その女性は、降りるとき私に向かってにっこりして「ありがとうございます」とお礼を言ってくれたんですよ。譲ってないのに!
譲ろうとしてくれた人がいる、ということがうれしかったのかな。
私も、お礼を言われて、ちょっとほのぼのした気持ちになりました。譲ってないのに、お礼を言ってくれた、その女性の気持ちがうれしくて。
席を譲るのも、譲られるのも、それを断るのも、まあ、気にせずパパッとやればいいか。もし、「そんな年じゃない!」と怒られたとしたら、「失礼しました」と言って私は座ります。いいじゃん、座りたくない人には座らせなくて。席は座りたい人のためにあるんです。
昔、私も同じことしたことがあります。でも・・・
そうですかと席に戻ろうとしたら、ちゃっかり人が座っていました。むーん(-"-)
そして今年の春、主人とつり革にぶら下がっていましたら、
前の席の大学生らしいおにいさんが、立ち上がり、
すーーっとドアの前に行ったんです。
次の駅で降りるのかな~と座りましたが、そのおにいさん降りないんです・・・
あとで席を譲られたと気付き、私もとうとうそんな年になったかと感慨深い思い・・・
一度かぶれて髪を染めるのをやめたせいと言い訳しておりますが((´∀`;))
あのときはほぼ徹夜で、顔ががっくり老けていたのですわ…。それで席を譲られたので、余計なことをあれこれ考えてしまいました。今は、譲られたらありがたく座ります!もう席を譲られてもショックを受けない年齢になって、それはそれですっきりしますね!