腕木式信号
今日も寒かったです。若葉寒、続いていますね~~。若葉冷えとも言うそうです。
さて、タイトルの腕木式信号ですが、今日の毎日新聞の余禄に載っていた記事が面白かったので紹介しようと思います。
腕木式信号とは、支柱に付いた羽根状の腕木を上下させて、列車を停止させたり進行させたりする道具です。鉄道マニアのかたならご存知かも。
18世紀末から19世紀にかけてフランスではこの腕木式信号で、遠距離間の通信を行っていたそうです。
建物の上にこの信号機を設置し、腕木を手動で動かして遠くへ信号を伝えたのだとか。
のろしと同じ理屈ですね。
さて、この腕木式信号機を80個設置して、パリから550キロはなれたブレストまで、信号を送ると、一体どれくらいの時間で信号が到着したでしょうか。
なんと、550キロの距離が、8分で到着したそうですよ!
音速を超える速さです!
でもまあ、電信が出てきたらすぐに廃れたわけですが、それまではずいぶん活躍したそうです。
550キロ間に80個の腕木式信号機があるということは、1区間がだいたい7~8キロ。
8キロ先の信号を見て、すぐに次の信号機へ送るとなると、視力のいい人がその役目を担ったんでしょうねー。私じゃ無理だわ。
最近、視力がどんどん悪くなっているので、感慨深く読んだ記事でした。