急に朗らか!
その後、体がカサカサするしかゆみも治らないので、乾燥でかゆいのだと思って、皮膚科で保湿剤をもらう。これは確かにカサカサ感は治ったけれど(触るとしっとりするし)、顔が乾いている感じは残った。全身のかゆみもちょくちょく出てきた。
なんとなく不安感もあって、イライラしたり昔のことを思い出してはカッとなったりする。不安感は、夫の病気があるので、仕方ないだろうと思っていた。イライラは、まあ、これもイライラの種があるんだから仕方ないよねと、あきらめていた。
肩こり、腕の痛みもなかなか治らない。仕事のせいだから、これも仕方ないよね、と思っていた。疲れがとれず、一日に何回も「あーーー疲れた…」と言うようになった。疲れやすいのは年のせいだしね。
しかし、そのうち、ホットフラッシュが出てきて、「あれ?」と思い始めた。ホットフラッシュなんて、もうこの年ではおさまっていたはずなのに。
そして左腕がしびれるようになり、「うーむ、これは更年期症状かも?」と思うようになった。
それに加えて、足がかゆかったのが太ももやおなかもかゆくなっていった。それも夜かゆくなって朝には治るというもの。更年期障害の一つに「掻痒感」があるとよく聞くけど、こういうヘンな掻痒感はまさに更年期症状かも。
39歳で子宮と卵巣二つを摘出した瞬間から更年期(外科的更年期)に突入し、もう20年経ったのだから、体もホルモンのない状態に慣れているはずだ、と思い込んでいた。
が、このところの症状があまりにも「よくある更年期症状」なので、今日、病院で先生に相談してホルモン剤を処方してもらった。
処方箋をもらい、薬局でホルモン剤(貼るタイプ)を購入し、その足ですぐトイレに行っておなかにペタリと貼った。そのあと、夫と二人で成田のイオンへ食事に行った。タイ料理を食べてカーディガンを買って帰ってきたのだが…
いや~~~~ん、楽しい! 疲れた~、なんて言葉が出てこない! 腕がしびれていたのが気にならない! 夫いわく「自分で気づいてないかもしれないけど、明るいぞ」と。
いや、自分でもわかっている。楽しいんだよ。
ホルモン剤のシールを貼って30分後、1時間後くらいから、腕の痛みが軽減しているし、かゆみもないし、なにより、気持ちが明るい! カーディガン買う気力が出ている!
ホルモンって、ほんとすごいです。夫がホルモン補充療法を受けていたとき、注射の30分後にはものすごく朗らかになっていたけど、あれと同じ!
ああ、体がラク!
このホルモン補充療法の顛末は漫画にも描きますので、お楽しみに~。