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な、なにがあった!?

TBSのプレバトで俳句講座が人気だ。
夏井いつき先生の歯に衣着せない批評がまた人気に拍車をかける。

プレバトのおかげで、私と夫もがぜん俳句に興味を持ち始めた。歳時記なんか買ってきて、暇なときはパラパラめくっている。

その中で、「山眠る」という冬の季語の項に、ものすごく衝撃的な句を見つけた。
いや、、、、これを読んだらすぐに「こ、こわっ!」という言葉が漏れたくらいだ。夫にも話すと、「うわああ!なんだそれ! こええ! 一体何があったんだ!!??」と、おびえた声を出した。

山眠る、という、森閑とした雰囲気の季語を使った一句がなぜそれほどにも我々夫婦を恐怖に陥れたのか!
一体どんな句なのか!?

いや……、これがですね、ほんとに怖いんですよ…。内面にくすぶっている黒い怒りの炎が見えるというか……。





山眠り火種のごとく妻が居り    村越化石



静かな、寒い山。すべてが眠り込んだように森閑とした静寂の中に、火種のごとく妻が…そこに居る

奥さん、何を怒っている…? 火種のごとくって…。
熱いマグマのような怒りを心の中に抱えている妻と、静かな寒い寒い山の対比。

妻にそんな怒りを抱かせるとは…! 一体何があったんだ!? 何がそんなに彼女を怒らせたのだ!?

しかも、妻はプンプンと怒っているわけではない。怒りを心の奥に静かにためて、それが火種のごとく、チロチロと燃えているのだ。背後にある深い大きな山よりも、もっと大きな怒りがそこにある…

だからこそ、うちの夫婦は、これを読んで、二人とも恐怖を感じたのです。

我々夫婦ほどの恐怖を感じない人ももちろんいると思いますが、いやーーー、私たちこの句を読んで、心の底から怖いと感じました。

実はこれ、車の中で、夫が運転しているときに私が「こんな句があるよ」と読んで聞かせたのですが、オット、本当に肝が冷えたようで「うわ、こえええ」とおびえた声を出したのです。ああ、首都高に入る前でよかった…。私は、高速道路を運転しているときにこんなに動揺させちゃいかんと、反省もしたのでした。

それにしても、村越化石という人はどんな俳人なのか、ちょっとググってみたら、

村越 化石(むらこし かせき 1922年12月17日ー2014年3月8日)は、静岡県出身の俳人。本名・英彦(ひでひこ)。ハンセン病とその後遺症と闘いながら句作を続け「魂の俳人」と呼ばれた。 

とありました。
魂の俳人…。確かに…。ほかの句も読みたくなりました。



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by akaboshi_tamiko | 2017-12-22 01:41 | 読んだ観た聴いた | Trackback | Comments(0)