下描きの神様は降りてこず…映画とドラマと落書き
しかし、今日は鎌倉物語を見に行って、堪能しました。帰ってきてから仕事もせずに、だらだらと落書きをしている。
NHK総合でやっていた「町工場の女」を見ながら。
町工場の女は、小さな町工場を経営していた父が亡くなり、娘がそのあとを引き継いだあとの悲喜こもごも。
陸王と被る部分があるとか、似ている、とか言われていたらしいですが、いやいや、町工場を取り巻く様々な問題や、リーマンショックなど、リアリティのある設定で、面白かった。
陸王も面白かったけど、盛り上げよう、盛り上げようとする演出がかなり過剰に感じて、もっと軽くやってくれれば感動したのになあ…と思うところが多々あった。
町工場の女は、演出がちょっとあっさりしすぎ、と思うくらい、淡々と話が進んだ。それはそれですっきりして、感動もジワジワくるし、私はこういうあっさり系演出が好きだな。
鎌倉物語は原作の漫画が長期連載なので、膨大なエピソードがある。それをうまくまとめて、過剰にならず、薄くもならず、ちょうどいい濃さに仕上げました、という感じ。
キャストも豪華! 三丁目の夕日のキャストが贅沢に出てきて、おお、ここにこの人が! とニヤリ、クスリとしたり。
先生が倒れて、妻の明子が涙を流すシーン、後ろの席の男性は「ンガッ!」と鼻を鳴らして泣いていた。うん、確かに私もちょっとグッと来てたんだけどね。(ンガッ!というのは、嗚咽、ですかね)
と、こんな風に久々に楽しんでいるので、下描きの神様は降りてこないんだな…。
神様、降りてきてください、よろしくお願いいたします…。