絵のうまさと絵の正確さ
上手い うまい 巧い
これも微妙に違います。
正確な絵、というのはわかりやすい。細かく言うと大変になるけど、一番手っ取り早い「正確さ」は、パースがあっているかどうか。これが最大のポイント。
人体や静物の場合でも、パースをとる技量がものをいう。
(まあ、人体や静物の場合はデッサン力と言うほうが一般的かな)
着彩の場合は、色味の調和がとれているかどうかと、正確な色付けはまた違う。
さて、私がうまい絵だと思う作家(漫画家や画家やイラストレーター)が何人かいますが、その作家さんの絵を万人が「うまい」と思うかどうかはまた別問題。好みがありますから。
でも、正確な絵というのは、まあたいていの場合、みなさん意見が一致します。
パースがあっているかどうかは、パースの知識がある人なら、「これは正確だ」「これはパースあってない」「あってる」というのはすぐにわかります。
だけどね、パースが合っているからといって、それが「いい絵」「うまい絵」とは限らない。これが怖いところです。
正確な絵は、練習で何とかなります。でも、いい絵、うまい絵は、練習してもしてもなかなか到達できません(私の場合は…)。
「うまい!」と言われるより、「いい絵だなあ」と言われたいな。
うまいと言われるのもうれしいけれど。なかなかその段階にも行ってないけれど。