オレ様化する子どもたち
オレ様化する子どもたちを読みました。
面白かったし、納得できるところがたくさんありました。
なるほどなるほどと思って読みつつ、今の学校が直面している問題の根の深さに、ちょっと暗澹たる気持ちになりました。
私が体験した、ある中学でのトラブルも、ここに原因があったのか! と思う部分あり。
子どもの世界は、こんなにも狭くなっているのか・・・。
子どもの心は、こんなにももろくなっているのか・・・。
神戸連続小学生殺傷事件や、長崎での事件のとき、「こういう事件を起こす子どもの心の闇はどれほど深いのか」みたいなことを言う人が多かった中、私が読んだある記事は、「心に闇がないから、こういう事件を起こすのである」ということが書かれていました。
私はその意見、すごく納得できます。
心に闇の部分が無く、平面だから、殺傷事件などを起こすのではないか、と思ったなあ・・・・・
人は誰でも心にいろいろな部分を持っています。闇の部分もあれば、光の部分もあるし、平安な部分、荒れた部分、たくさんの種類があるほうが、想像力も働くし、他人の心もそうかもしれない、という推測もできるはずだと思います。
「闇」というと負の部分しかないみたいだけど、そうじゃなくて、何かに対する根源的な畏れ、畏怖の念、みたいな物も「闇」だと思うなあ・・・。
何をも恐れぬ子どもたち。それと、オレ様化する子どもたちは、ある部分でイコールなのかも。