「わたしの家族」の、姉の話が一部でバズっている。
(バズっている、というほどのアクセス数ではないが、友人知人の間では話題になっているのだ)
姉1(公代、私の5歳上) 姉2(利枝、私の3歳上)の二人のうち、特に姉2利枝はほんとに変わった人だったので、いろいろ変わったエピソードがたくさんある。
足の裏をなめろ事件(
わたしの家族7)のように、理不尽なことを要求する姉だったが、実は面倒見のいい優しい面もあった。
あれは利枝が小学校5~6年生くらいの時の話である。
私と姉がおはぎを丸めていた。もち米はすでに丸めてあり、それにあんこをつけていく作業を姉と二人でやっていた。
二人で黙々と作業をしているとき、ふと、私は鼻の頭がかゆくなった。
「鼻がかいいなった(かゆくなった)」
と私が言うと、姉はパッと動きを止め、「うごくな! じっとしちょって!」と叫び、流しへ飛んで行った。
私はちょっとあっけにとられて、もち米とあんこを手に持ったままじっと動きを止めた。(というか、「動くな!」と言われたら、じっとしていないとさらに怒られるのである)
姉は流しでさっと手を洗うと、私のところへ取って返し、人差し指を私の鼻の穴に突っ込んで、ぐりぐりとかいてくれたのである。
私は思わず頭を振り、姉の手を振り払い、「ううううん!!」と不機嫌な声を出した(と記憶している)。
姉は、自分がせっかく鼻の中をかいてやったのに私がカンシャクを起こしたと思って、ぷりぷり怒り始めた(と思う)。
妹があんこにまみれた手で鼻の穴に指を突っ込んでかくのを阻止したと思っていたのだろうか。それとも、手があんこまみれで鼻がかけないからかわいそうだ、と思ってくれたのだろうか。どっちだろう。
どっちにしても「かゆい鼻をわざわざかいてやったのに、なんだこの子は!」というような怒りだと思う。
でも、ねーちゃん、私がかゆかったのは鼻のアタマ!! 鼻の中じゃないから!!
「動くな!」と言われなければ、私は手の甲で鼻の頭をちょいとこすってそれで終わりだったのに!
姉の思いと妹の思いはいつもすれ違い…。
こういうすれ違いって、たくさんあったのだろうけど、私がとても印象深く記憶しているのはこれと足の裏なめろ事件の二つくらいだ。もっとたくさん思い出話したかったんだけどね…。
一番上の姉、公代とは、もっとたくさん話をしなければ、と思っている。
わたしの家族7
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