絵を描くのは楽しい。嫌なこと、悲しいことを忘れて没頭してしまう。手がかゆくてかきむしっていたときも、絵を描いていたらその間だけは忘れていた。
数年前に描いたサクランボのイラスト。自分で描いた中でも結構好きなイラスト。つややかな赤い実、ツルッとした質感が水彩画風に合うと思う。
雨の日とか、水たまりとか、こういうのも水彩画に合ってると思う。
こちらはつい最近練習で描いた「夏の終わり」のイメージイラスト。ストライプの敷物が水彩画風だけど、空がちょっとデジタルっぽくなってしまった。iPad Pro で、無料のペイントアプリのMediBang Paint Proというのを使ってみた。
最近はPCやタブレットで絵を描いている。なるべくデジタルっぽくせず、紙に筆と水彩絵の具で描きました、という風に見せたいけど、なかなか難しい。
これは数年前に描いたもの。フォトショップ。ガラスの質感は水彩画っぽくなったと思うけど、肝心の花がイマイチ。うーん。
あ、最初のサクランボと傘の女の子もフォトショップ。
デジタル臭くならないよう気を付けたつもりだけど、どうかな。
もう少し筆足を見せるようにかいてみたのがこちら。これはタブレットでMediBang。
これは「絵にならないものを描く」というテーマを自分に課して、ほんとに絵になりづらいものを描いてみた。
ああ、絵にならん…。
上記の海辺のグラスなんて、海、空、ビーチ、カクテルといった、そのアイテムがすでに絵になるものを並べただけなので、なんの苦労もなく絵になってくれた。
でも、今、カルシウム補給のために飲んでいる粉ミルクを絵にするのは難しい。しかもほぼ同じ高さの物が並んでいるだけ、背景はPCなんて、ほんとに絵にならない。ただ、筆のタッチをつけてみて何とか絵作りしてみたけれど、しょせん情緒のないアイテムは絵になりにくい。
絵にならないアイテムには、せめて花とかチェックのテーブルクロスとか、ちょっと情緒のあるものを加えないと絵にならない。それでもまだ「絵」になってくれないなあ。
デジタルでなるべくデジタルっぽく見えないように描くのが目標なんだけど、難しい。難しいからやりがいもある、かな。