2019年 01月 04日
エリック・クラプトン Tears in Heaven
Would you know my name
If I saw you in heaven…
「天国で会ったら私の名前を憶えているだろうか…」
という出だしも有名ですが、でも私は何となくここに違和感がありました。普通の親子関係でそんなことを聞くかなあ?と。
つまり、親子関係はそんなに密接ではなかった…と。
たまにしかあっていない息子だからこそ
Would you know my name
If I saw you in heaven…
「天国で会ったら私の名前を憶えているだろうか…」
という歌詞になったのかもしれません。
親や身近な人から拒絶された子供時代を持つ人は、大人になって自己肯定感を持ちにくいらしいです(これが異常なほどの女性遍歴につながるのかも??)。
と、そんな複雑な背景と感情を持ったクラプトンが、初めてできた息子(娘は先に生まれていたけど)と、たまに会っていたわけです。
その息子が、一緒にお出かけしてサーカスに行ったらすごく喜んでくれた。
それはもう深い悲しみが彼を襲うでしょう。子供を亡くすとは、想像もつかないほどの悲しさ、苦しさだと思います。
それに加えて、彼は、一緒に暮らさないでいるコナー君に対して、自分が母親から受けた仕打ちと同じことをしていたのでは…という自責の念に駆られたかもしれません。
実は、数年前にこの曲の訳詞をLady Satin’s English Project というブログで読んでいました。
(このブログはladysatinさんという英語の翻訳をなさっている方が書いています。毎回、英語の話や訳詞が素晴らしくて、実は私はずっと前から読み続けているのでした)
今回、改めて読み直して、Tears in Heaven の歌詞の重さに気づき、感動を新たにしました。