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プラスチックのものをなるべく使わない…なるべく、ね

私がエコ関連の本を最初に書いたのは1993年だった。そのとき、プラスチックをあまり使わない生活を提唱した。しかし、その時点で本は全く売れなかったし、軽くて割れなくて便利なプラスチック容器を否定するのは不可能だよ、というような否定的な意見も世の中にはたくさんあった。

プラスチックに限らず、エコ生活に関しては「江戸時代に帰れとでも言うのか? そんなの出来っこないよ」といった反応も多かった。

それから4年後、1997年に次の本「ゴミを出さない暮らしのコツ」を出した時は反応が違っていた。取材もしていただいたし、その後、エコのコラムの依頼やエコ本の依頼も増えた。おかげで私もエコ業界の末席に名を入れてもらうことができた。

わたしはずっとプラごみ削減のためになるべくレジ袋を断る、できるだけマイバッグや風呂敷を使う、ペットボトルよりガラス容器を選んだり水筒やマイタンブラーを使うとか、そんな話を書いた。私は本の中で「なるべく」とか、「できれば」という言葉を必ず頭につけている。強制ではなく、できる範囲でやりましょう、というゆるい提案の本なので)

そういう本やコラムを長年書いてきて思うのは、「結局エコは昔ながらのネタに回帰する」ということだ。

30年間ずっと「レジ袋を断りましょう」とか、「プラスチックの容器より再生紙の容器のほうがいいよ」と言い続けていたけれど、今と30年前では受け止め方が変わってきている。

レジ袋を断ったり、プラスチック容器を使う頻度を減らすというのは、30年前はゴミ減量のためだけに言われることが多かった。当時はマイクロプラスチックの害が今ほど言われてなかったのだ。

でも今は、レジ袋が風に飛ばされて海に落ちると、海洋生物が餌と間違えて食べてしまったり、細かくちぎれてマイクロプラスチックとして海洋汚染・生態系破壊につながる、という考えも広まってきた。

以前、あるコラムの中で、とあるハンバーガーショップがプラスチック容器をやめて再生紙の容器に変えたと書いたところ、再生紙容器を作るエネルギーとプラスチック容器を作るエネルギーとコスト・廃棄にかかるエネルギーの比較をして、プラスチックのほうがいい、という反論を受けたこともある。

でも、今は、プラスチック容器が海に流されていった時の害が広まってきて、そんな反論をする人は少なくなってきた。

結局、いろいろ言われているけれど、土に還る素材のもので作る容器のほうが何かと便利、なんだよなあ…と思う。

何十年も前から提唱されているようにね、プラスチックのものより、昔ながらの土に還る素材(というと範囲が広すぎるので、その話またいずれ)がいい。

プラスチックの袋や容器を使わない、使う頻度を減らすというのは、ごみ減量という意味ももちろん大事。そして海洋生物を守るうえでも大事。両方の意味で大事なんですよね。

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by akaboshi_tamiko | 2019-05-24 23:12 | エコ関連 | Trackback | Comments(0)