海や山に行くときに、竹の皮で包んだおにぎりと経木で包んだ卵焼きを持って行ったことがあります。

雑誌のお弁当特集などに出てくる「竹の皮で包んだおにぎり」は、ちょっとレトロでおしゃれなテイストとして使われることが多いのだけど、実際に使っている人はあまり見かけないですね。
でも、うちの田舎、宮崎県の山奥では、竹林があり、竹の皮がたくさん手に入ります。
もう10年以上前に、当時実家にいた姉から何十枚か送ってもらい、それでおにぎりを包みました。卵焼きはネットで買った経木で。
小さめの経木だったので十文字に重ねて包みました。

竹の皮も経木も、細く裂けるので、好きな太さの紐ができます。

この紐で結ぶとお弁当がしっかりまとまります。なかなか便利でしょ!

もちろん食べ終わったらごみとして持ち帰り、燃えるゴミとして出しますが、海や山で万が一うっかり落としたり風で飛ばされたとしても大丈夫。(あ、竹の皮はざっと洗って布巾で拭いて乾燥させれば二度三度使えます)
竹の皮や経木は繊維質が多いけれど、最終的には微生物が分解してくれるのです。プラスチックのようにずーっと残ったりしません。
船の上でお弁当を食べたとき、プラスチックのフタやバランが風で飛びそうで、緊張したことがありますが、こういう自然素材のものだと、うっかり風で飛んだとしても安心です。

竹の皮とか経木って、もっと多くの人が使えばいいのになあと思います。
昔ながらのおばあちゃんの知恵、という位置づけになってしまうのはもったいないです。
こういうところから始めていけばマイクロプラスチックの問題もすこ~~~~~しだけ解消するんだけどな…。