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石けんと合成洗剤

今日の話は何の落ちもなく、ただの覚書。

最先端の情報ではないけれど、まあ、歴史的事実をメモっただけ。興味のあるかたはお読みください。

昭和30年代、合成洗剤の売り上げが石けんの売り上げを上回ってきたとき、日本全国で「合成洗剤追放運動」が広まった。

赤潮が出てきた湖沼や海の周辺では、合成洗剤の助剤として配合されていたリン酸塩が原因だ、とする説により、琵琶湖近辺では合成洗剤を排除する動きが盛んになっていった。
赤潮とは、プランクトンの異常増殖により海や川、運河、湖沼等が変色する現象。富栄養化がすすんだ過栄養状態の水域で起こる)

しかし、赤潮の原因は合成洗剤の助剤のリン酸塩だけではなく、富栄養化をもたらすのは農業用肥料のリンや窒素のほうが量的には多く、洗剤だけを批判してもダメだったのだ。

今では無リンの合成洗剤が主流になり、農業用肥料もなるべく河川、湖沼に流れないようにしたり、下水道や合併処理浄化槽の設置により、河川の汚れはずいぶんきれいになっていった。

そのおかげで、石けん運動は下火になり、合成洗剤を受容する人も増えている。

というより、石けんと合成洗剤の違いが判らず、生まれた時から合成洗剤しか使ったことがない、というだけのことかも。

つまり、合成洗剤を「受容するようになった」のではなく、合成洗剤以外の洗浄剤があることを知らなかったり、今時分が使っている洗浄剤が合成洗剤であるという自覚を持っていない人が多くなったのだと思う。

今、河川や湖沼や海を汚しているのは工場廃液よりも家庭雑排水のほうが多いといわれている。企業系廃水はきちんと法律ができて規制があり、廃液の汚れをきれいにしてからちゃんと基準値を守って排水されている。

(もちろん、どこの世界にも法を潜り抜けて基準を守らない輩はいる。それは例外というか、犯罪であって、本来の法律や基準をちゃんと守ることを前提に考えると、企業系廃水はきれいになって排出されている。)

ところが家庭雑排水はまだまだ法律が整備されておらず、下水処理場がない地域や合併処理浄化槽がない地域ではそのまま排出されているところもまだある。


さて。
石けんは環境にいい、というと、その反対語として、「合成洗剤は環境に悪い」という言い方がある。
実際にはどうなのか、よく聞かれる。

私としては、
・石けんのほうが汚れ落ちがいい(洗濯、掃除、食器洗い、浴用、すべての面で)
・うちの浄化槽がすごくきれいで微生物のダメージがほんとに少ない 
・夫の皮膚炎が治った(合成洗剤を使っていた頃は首回りや耳の後ろなどがよくただれていた) 
・私の頭皮の炎症や吹き出物が治った
・残留が少ないせいでガラス食器の曇りが出ない
などの個人的な快適さから、石けんを勧めている。

実際に石けんに変えたら部屋干しのにおいが全然しなくなった!という喜びの声も届くしね。

実験室で試験管やビーカーや測定器を使った実験をやって優位性を導き出しているわけではなく。
(それが科学者たちにはうさん臭く映るのだろうけど、仕方ないよ。私は一生活者として、暮らしの中で石けんと合成洗剤を比べただけだから)

と、取り留めなく書いてしまったけど、まあ、今回は覚書レベル。
でも、こういうことは「へ~、そうなんだ~」と、なんとなく知っていただければ幸いです。
取り留めなくてすみません(-人-)

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by akaboshi_tamiko | 2019-06-27 00:07 | 石けん/セスキ/過炭酸塩 | Trackback | Comments(0)