2019年 12月 27日
素晴らしいクリスマスプレゼント2

明日まで待っていたら、本当にむふ子は死んでいたかもしれない。
夜じゅうずっと弱っていくのを見て朝まで待つしかなかったのかもしれない。
よかった、本当に、待たずに今日連れてきてよかった。

内視鏡を胃まで入れて、そこで液体を抜いてからそのあとの処置をするという説明を受けた。
(私も夫もがっくり気落ちしているので、けっこう記憶は不鮮明。言葉や説明は不正確かも。)
手術をすれば助かるのかどうか、費用はどれくらいかかるのかを聞く。
手術で助かるのかどうか、という言葉に、先生はちょっと返事をためらっていた。
一瞬、というには少し長い間があって…。
この弱り方を見ると、開腹手術をして、腸なのか十二指腸なのか、とにかくどこかにある異物を摘出しても、腸管が壊死していることもあるし、手術中に亡くなってしまうことも考えられる。手術が成功したとしても、そのあとの腹膜炎などほかの症状が出ることも考えられる。
先生の顔も暗い…。
それくらい重篤な状態のようだ。

むふ子は、今までうちにいたムラヤマとふふみの二匹から一文字ずつもらって付けた名前だ。ムラヤマ(ムーちゃん)とふふみと雰囲気が似ていたから。
でも、ムラヤマは甲状腺ホルモン異常という病気で亡くなったのだ。18歳まで生きたので長寿のほうだったけど、最後は体が弱くなっていた。
ふふみは白とグレーの猫で、色合いが似ていたし。でもふふみも病気で亡くなったのだ。
どうしてむふ子にそんな名前を付けたんだ…。
悔やんでも悔やみきれない。そう思うと涙がこぼれそうだった。
先生も黙ってそれを見てくださった。