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ドイツと日本のコロナ対策

私の高校時代の同級生がドイツで暮らしている。在ドイツ、もう40年以上だろうか。
その友人から、ドイツのコロナ対策をいろいろ聞いた。

日本時間の4月21日午後2時に来たラインによると

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今朝のドイツの様々な報道では、例えばドイツに住む我々にどうにか普通の生活形態が戻ってくるのは早くとも2021年、いや2022年だと言われています。

メルケル首相とチームが感染学者の専門チームとの連日の会議で推察している中での報告です。
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ここ数週間、ドイツのコロナ対策を聞いているが、日本とは比べ物にならないくらい厳しく外出制限をしているようだ。

友人は、同居していない家族(娘や孫)ともずっと会わないし、会社にも行っていない。

買い物も一人で行くし、外では必ず2m距離をとっている。守らない人は少なくとも彼女の周りにはいないとか。


ドイツ全体で厳しく外出禁止を守っていて、それで元に戻るのが2年後という予測。

日本はどれくらいかかるのだろう。


4月19日の日曜日は人出が多くなったところもあるとか


ピクニックに来たりジョギングしたり、「自粛疲れ」を解消すると言って楽しそうに集っていた。

渋谷のスクランブル交差点は人が減っているけれど、商店街には家族連れで買い物に来る人たちもいる。


ジョギングやランニングは吐く息が多くなるので、もし感染していたらコロナウイルスを含んだ飛沫が普通に歩いているより多く、広範囲に飛ぶ。ジョギングをする人もマスクをしてほしいと、山中伸弥教授も提唱している。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報


「自粛して経済が回らないといろんなお店や企業が倒産、破産してしまうから、少しは経済を動かさないといけない」という人もいる。その言い分、わからないわけではないが、そうやって緩い自粛、緩い外出禁止だと、どうしても長引いてしまう。


元に戻るまでの時間をなるべく早めたいのなら、二次感染、三次感染のリスクを減らすためにも、今ガッツリと外出禁止にしたほうがいいと思う。


ドイツの友人から聞く、厳しい外出制限をもってしても、元に戻るまでが2年かかるという予測が出ている。それを聞いたら、日本でももっと厳しくやったほうがいいのではないかと思うのだ。


そのためには、倒産や破産を防ぐための補償もしっかり手厚くやってもらいたい。

そうやって国や県や自治体に頼むことばかり増えてしまうのだけど、自分たちでやれることもやらないと。


その「自分たちでやれること」の一つが、「急ぎの用事以外では出歩かない」「家にいる」ことなのだ。


by akaboshi_tamiko | 2020-04-21 21:40 | Trackback | Comments(0)