DEEP BLUE
ディープ・ブルーという映画のDVDを買ったので、自宅で見たんだけど、映像がきれいであまりにも心地よくて、最初に見たときはすう~~~っと眠ってしまいました。まあ、徹夜明けの仕事が上がったあとだったのと、久々にビールを飲んだりしたので眠かったのもあるんですが。
でも、本当に、ディープ・ブルーの映像は、景色が雄大で、音楽もまたぴったりで、心がゆったりしてきます。
うちのテレビは画面が小さいので、向かいの石田さんちの大画面プラズマテレビでDVDを見せてもらいました。
やっぱりすごいです!! 大画面で見ると、すごい迫力です!! ああ、映画館で見たかったなあ。
単館上映だったにもかかわらず、世界中で話題になった映画、というだけのことはあります。
どうやって撮影したの??? というような映像が次から次へ!
鯨が目の前をすうっと上昇し、鰯の大群を飲み込む。まるでCGみたい!! でも、これはあとでメイキング・オブ・ディープ・ブルーを見たら、人がちゃんとカメラを持って潜水し、鯨のそばで撮影していたんです。
鮫の大群の中にもカメラマンは入って行きます。
もちろん、鮫よけのスーツを着て、ですが。
これは、鮫はウエットスーツを着た人間より魚のほうが好きだ、という性質を利用しているんだそうです。
青い波の下にいるかが数頭、優雅に泳いでいるシーン、ペンギンが弾丸のように水中から陸へ飛び上がるようす、鳥が魚を取るために海にもぐり、飛ぶように泳いでいるシーン、どれもみんなすごい映像でした。
この映画を撮るのに費やした時間は、通常のドキュメンタリーを撮る場合の2倍の時間を予定そたそうです。
制作7年、ロケ地200ヶ所、撮影フィルム7000時間。
5分の映像を撮るのに300日かけたシーンもあります。
90分の映画に、どれだけの時間と手間と苦労がかかっているのか。ふ~、こんなお得な映画はないと思います。たったの4,935円で、素晴らしい映像が見られるんだから!
それにしても、プロって、「待つ」ということが出来るんですよね。
以前、編集者や漫画家仲間とお花見に行ったとき、カメラマンの友達が数人来ていて、風景を撮るときのコツとして、人ごみが途切れるまで待つ、ということを言ってました。
「建物を撮りたいとき、人がたくさんだと全部入らない。でも、5分か10分も待てば、必ず人が途切れるときが来るから、そこを狙うんだよ」と。
私なんか、建物を見て、その場でチャチャッとシャッターを押すけど、プロって待つことが出来るんだよなあ、とすごく感心したものです。
単なる建物を撮る場合でも、待つ。
ディープブルーのように、海の生き物を撮るなんて、本当に、本当に、待ったんだろうなあ。
その「待った時間」が膨大であればあるほど、出来た作品に深みと重みが出るんだろうなあ。

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