2020年 11月 03日
趣味どきっ!撮影秘話
コロナの時代、テレビの撮影も大変だ。
NHKの情報バラエティ番組「趣味どきっ!」の撮影現場は、当然みんなマスクをつけている。
私がつけているマスクは自作の布マスクだ。猫模様の布で、型紙も自分で起こして縫ったもの。
猫模様のマスクを何枚か作ったが、テレビの画面に映るには、白っぽくて細かな模様のほうがいいらしい。

この右下の模様の猫マスクで撮影した。
撮影中は密にならないよう、人と人の距離を取らねばならない。
今はバラエティ番組だとアクリル板で仕切ってあったり、並んで座るにしてもかなり距離を置いて座っている。
しかし、趣味どきっ!で、私たちは家族という設定のドラマ仕立てだ。普通の家庭でアクリル板で仕切ってあったらヘン。
だからさりげなく距離を取りつつ撮影した。
テーブルで話をするときは向かい合わせではなく対角線上に座る。
家族全員がテーブルについているシーンでは、飛沫が飛ばないよう口を閉じて話さない。ニコニコして座っているところを遠くから素早く撮影する。
いや、大変な撮影だった。
そして、家族という設定なので、お子さんが出てくる。お父さん役の役者さん、子供役の子役さんが赤の他人が演じると、不自然に離れた状態で撮影になる。
今回は、レッド吉田さんがお父さん役で、息子役はレッドさんの実の息子であるめぐる君が演じている。本当に同居している家族なので、近くに立ってもOK。
最近は昔のドラマや映画を見ると、人と人との距離が近すぎてびっくりする(いや、昔の距離感が普通だったんだけどね)。
2020年に撮影されたドラマは、登場人物が妙に離れているなあ…と、将来思うようになるんだろうか。
それともこの距離感が未来でも普通になってしまうのだろうか。
コロナの時代のドラマ制作は本当に大変だな、と思った撮影現場だった。
by akaboshi_tamiko
| 2020-11-03 20:00
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