いやー、同郷の人があんなに素晴らしい外科医だとは、本当に嬉しい。
同郷の友達と作っているグループラインでも、同じ番組を見ながら「かっこいいねえ」「ヘアメイクばっちりだね」などという会話で盛り上がった。(幸宏先生すみません)
宮崎県日之影町という町は、山奥の小さな町で、私は子供のころはこんな田舎町、早く出たいと思っていた。(都会にあこがれる少女だったのでね…)
こんな町で育ったら、何にもできない、と思い込んでいた。(東京だけが私の望みをかなえる場所だと本気で思い込んでいた)

昭和30年代の日之影小学校の運動会のワンシーン。
のちに漫画家になった私だが、確かに漫画家という職業に就くのは、いったん東京に出たからきっかけをつかめたのだ、とは思う。
日之影にいたころは、自分が漫画家になれるなんて全く思わなかったし、思えなかった。こんな田舎町にいたら画材も買えない…。美術展にも行けない…。美術や漫画や新しいことの情報なんて手に入らない…。
そう思っていた。

小学校のころの私。近所のおばちゃんたちと。
でも、そんな私でも大人になると、町のいいところを知る。同じ町から、日本トップレベルの素晴らしいドクターや
世界的に有名な竹細工職人の廣島さんも生まれている。そんなことを知ると、子供のころの「日之影なんて…」という思いがどんだけバカだったか、恥ずかしくなる。
そして、今はネットが使えるから、日本中どこにいても最新情報が手に入るし、画材もネット通販で日本中どこにいても買える。美術展には直接行けないかもしれないが、今は4Kのテレビで、肉眼で見るよりクリアに絵画を鑑賞できる。(実は私も夫も、年を取ってからは美術展に直接行くより、高画質の大きな画面で絵画を見るほうが楽だと、完全にパラダイムシフトしてしまっている)
日之影生まれの高橋幸宏先生を見て、なんだか圧倒されてしまった。
毎日を誠実に生きて、自分のできることを誠実に続けていれば、どこで生まれようと関係ないんだな…。
田舎を毛嫌いしていた小娘も、今は本当に大人になったものだ…。成長したなあ…。

多分、小学校3年生くらいの私と、高橋先生のお父様。幸宏先生によく似ている。なんだかしみじみしてしまった。
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