なんて嫌な映画・・・
ものすごく嫌な設定で、いや~~~~~な気分になる映画でした。
普通の人を無作為に集めて、囚人役と看守役にわけ、刑務所で実際に服役してもらい、行動の変化や精神状態の変化を調べるという実験をしている、という映画です。
案の定、実験がエスカレートして、看守が囚人をリンチしたり・・・。
実験を始めた教授はそれに気づかず持ち場を離れてリンチがエスカレートして死人まで出ます。
ね、嫌な映画でしょ・・・。
誤解とすれ違いが悪いほう悪いほうへ行き、最悪の結果が・・・。
どうしてこんな嫌な雰囲気の映画を作ったのか・・・。
ちょっと調べたら、どうもこの映画は実際にあった事件を基にしているらしいです。
1971年にスタンフォード大学心理学部で実際に行われた実験だそうです。 スタンフォード大学というと、アメリカの大学だと思いますが、この映画はドイツで作られています。
人間のおろかさを描いた映画としてはぴか一かもしれません。
ものすごくおろか。
人間って、周りから扇動されると悪いほうへ悪いほうへ行ってしまう、ということがよ~~~くわかる映画でした。
この映画がドイツで作られたことに、意味があるのだと思います。