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赤星たみこの戯言・放言・虚言日記♪ akaboshi.exblog.jp

漫画家・赤星たみこの日記です。 


by akaboshi_tamiko

めまい

今年の2月に冠攣縮性狭心症になって以来、薬の副作用なのか、ひどいめまいを感じることが増えた。

狭心症の薬で血管を広げるものがあり、それは結果的に血圧も下がる。血圧が下がるとめまいもおこす。

多分、それが原因だろうが、原因をはっきりさせるために耳鼻科でも診てもらうことになり、今日は頭部MRIの日だった。

MRIはけっこうつらい検査かもしれない。痛みはないけれど、閉所恐怖症の人や、大きな音に過敏な人は大変だと思う。

今まで何回かMRIを受けたことがあるが、それほどつらくは感じなかった。

でも、今回は今までと違って不安感があったり、なんだか怖いと漠然と思ってしまった。心臓悪いから、途中で発作起きたらどうしよう…?という不安がベースにあったのかも。

今回、頭をガードする器具をかぶせられたとき、そのガードの隙間から天井が見えたのだが、「外が小さな格子の隙間から見える」という状況にちょっとビビッてしまった。

隙間から外が見えるがゆえに、閉じ込められている感がしたのだ。
だから、いっそ何も見えないよう目を閉じた。終わるまで絶対開けない。
20分くらいといわれていたので、その20分だけ我慢しよう!

そして、頭の中では広い草原とか美しい海辺を思い浮かべた。
広い草原のそばには森があって、そこで木こりが木を切っている。
ガンガンガン!!!!

ドドドドドド!!!!
これは森の中に素敵なコテージを建てるための基礎工事をしている。
地面を強くたたいて平坦にする機械が立てる音だ!
ドドドドド!!!

キーンキーンキーン ドドドドドド!!!
ドコドコドコドコ!!!!

音がするたびにきれいな風景を思い浮かべ、これは建物を建てている音だ!と考えるようにした。

でも、暗い宇宙の中で異星人の攻撃を受けている人類、という場面も思い浮かぶ音もあった。
ギュイーン!!!ギャギャギャガガガガ!!!!
キューーーーン!!!

そういう暗いストーリーは極力排して、草原のそばの森の中の美しいコテージが建つイメージでなんとか乗り切ったのだった。

あー、今回は大変だったけど、イメージ戦略で何とかなるもんですね。

Commented by bumidayat at 2023-12-02 07:40
こんにちは、Sariです。
20数年前から最近まで、脳、頸、足と合計6回経験しました。
幸い、閉所恐怖症では有りませんが、咳が出たらどうしようと毎回不安です。
少しは快適に改善……体の固定も ( 頭の固定はもっと怖い) 必要ですから仕方ないですね。
改善されたのは、昔たっぷり30分だったのが 20分になったことでしょうか。
費用も昔よりは多少お安くなったような気がします。

MRI 撮ることになり、ベッドに寝て始まって20秒ほどで止まり、
また始めからと数分待たされて再開・・・その途端に「あっ」と マイクから聞こえた、
えっえっ! 何ナノ?? と思ったがそのまま続行。
やめて下さいよマイク切って必要なときだけオンにして~!
怖いじゃん。
それに装着したヘッドフォンからBGMが…流行っていた「女子12楽坊」はやめて欲しかった。
病人なので リズムが なんか不安になるんです…思えばあれはピンレディーのUFOのリズムに似ていた・・・

撮影中に天変地異が起きた場合は速やかに固定ベルトを外して欲しいと切に…
でもあの部屋ほど頑丈な場所はないとも聞きました。
繋がった隣の部屋床から天井までぎっしりMRI本体の機械が詰まっているんですって。
だから壁厚がものすごいとか。
でもスタッフが避難してしまい居なくなったらアウトですよね。
Commented by akaboshi_tamiko at 2023-12-06 00:54
> Sariさん
私も最初にMRIをやったときは1時間くらいかかったそうですが、ずっと寝ていました。
なんか、音が怖いとか、閉所恐怖症の人には辛いとか、ネガティブな情報が多くて、私みたいに全然気にならない人は珍しいのかと思っていたら、意外に多いみたいですね。

今回は三回目か四回目ですが、初めてちょっと不安になりました。
やっぱり心臓に問題を抱えていると、途中で発作が起きたらどうしよう…と、ちょっと不安になったんでしょうね。

昔より時間が短くなっていて、数年ごとに技術はどんどん進んで行くんだなあ、と思いました。
by akaboshi_tamiko | 2023-11-30 16:30 | Trackback | Comments(2)