牡丹餅とお萩
今日は父の初七日。もう1週間たったのかー・・・。
夢のような一週間だったなあ。
お彼岸に亡くなるのはいい人だ、ということです。
毎年お彼岸に、先祖の供養をするときに、「お父さんはお彼岸に亡くなったのよね」と、すぐに思い出せるって、いいことですよね。
さて、お彼岸といえばおはぎとボタモチ。
春、牡丹の花が咲くころに作るのが、ボタモチ。これはちゃんと牡丹餅と変換できました。
秋、萩の花が咲くころに作るのがおはぎ。これもお萩と変換できます。
というのはよく知られたことですが、では、こしあんで作る場合と、とつぶあんで作る場合はどう呼ぶのか、違いを知ってます?
春は小豆の皮が硬くなるのでこしあんにするんだそうです。だから、春の牡丹餅はこしあん。
秋は小豆の皮が柔らかくなるのでつぶのままあんにして作るので、秋のお萩はつぶあんだそうです。
先日、JALの機内誌の「茶の子ばなし」というエッセイでこの話を読みました。
なんとなく、「ボタモチ」という語感から、庶民的な感じがして、ボタモチがつぶあん、「おはぎ」のちょっと優しい語感からこちらがこしあんだと思い込んでいました。逆だったのですね。
また、おはぎには他にもいろんな別名があるそうです。
おはぎは餅をつかずに練って作るので、音がしません。だから「隣知らず」という別名もあるんですって!
それから、搗かずに作る⇒つき知らず(月知らず)ということで、「北窓」。なるほど~、北側の窓からは月が見えないんですよね。
また、搗く(着く)ところがわからないので「夜舟」とも呼んだそうです。
江戸っ子のしゃれ言葉なんですね。
うちの父が昔教えてくれたしゃれ言葉を一つ。(てゆーか単なるダジャレですが)
美味しいものを食べたとき、「うまかった!」と言って、そのあと「牛負けた」。
馬勝った、牛負けた・・・。
ぶっはっはっはっは~~~~!! 大笑い!! ・・・するのはやはり身内だけか・・・。失礼しました~。
私が普段(といっても夫には受けてませんが)言っている駄洒落は、
「ありさん○匹(のありがとう:数が多いほど感謝の度合いが大きい)」です。
最低500匹からですかね。
母はおはぎやぼた餅は作ってくれませんでしたが、(多分これからも作らないでしょう)きなこやあんこを、「ご飯」の上に載せて食べていたのを思い出します。普通にご飯茶碗によそった普通のご飯(間違っても餅米ではなく、うるち米の普段のご飯です)に、ふりかけのように甘いきなこをかけて食べてました。私もまねしましたが、おいしくはなかったなぁ・・・
あんこは、子供の頃は食べられませんでした。(嫌いだったの・・・いまもたくさんは食べたくない)
「バター醤油ご飯」は、私は好きでよく食べてましたが・・・
あれ、うまかったなぁ~、牛負けた。ちゃんちゃん。
こちらへは、はじめて遊ばせていただきました。
思わず、胸が熱くなりました。
誰にとっても かけがえのない親ですが まこ、すばらしいお父上じゃったとですね・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます。
さて、おいしかったの地口、関東人のうちの姑(ワイフの母:84歳)は、
こんげらこつを言います。
『おーいしかったぁ キラまけたぁ』 忠臣蔵ですね。
あと、こんなバージョンも。
『アリガタイならイモムシゃクジラ!』
●おはぎ・ぼたもち
この作り方に、延岡じゃA:ミナゴロシ と B:ハンゴロシ がありよりました。
Aは ご飯をモチんごつ よーく搗きくりかやしたモノ
Bは そりゅ、半分搗きにしたものです。
どっちも、うんめ~です。 日之影じゃどんげですかね。
ダジャレ、言葉遊び好きな私としては、いろんなネタがいただけて嬉しい限りです。!
ハンゴロシが多かったような気がします。
sojuさん
私の家でも子供のころは普通のご飯に黄な粉(甘いやつ)をかけて食べました。私は好きだったな~。
黒豆さん
つぶあんのツブツブが萩の花びら・・・確かにそんな感じですね~。美しいですねえ。