小話
今日はまた、父の教えてくれた小話を一つ。
私は父親っ子で、小学校に上がる前まではいつも父の布団に入って寝ていました。
そして、いつものように父の布団で一緒に寝ていると、父が「今日は話をしてやる」と言うのです。
「昔、昔、入れ歯の人がおったとじゃ」
「うん」
「はなし」
「・・・・・・・・?」
「歯無し、はなし、話しじゃ」
終わり。
こころからのお悔やみとご冥福をお祈り申し上げます。
丁度、日之影へお帰りのときだったとのこと、やはり、強い絆で引き合っていらっしゃたのでしょう。漫画家の先生らしく、明るく話される“小話”をお聞きして、笑うつもりが、目に滲んでしまいます。鬼の眼に涙といったところでしょうか?・・・つづく
(以下、申し訳ありませんが非公開コメントにさせて下さい)