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TRは負の遺産ではないよ

12月11日は高千穂町で、高千穂線の存続問題を話し合うシンポジウムが行われました。

2時から5時までの予定が、1時間延長して話し合いが続きました。

それにしても、赤字を17年も解消できなかった経営陣って、普通なら総とっかえするのが民間企業です。
赤字が出ても住民のためにやるのが行政だ。
確かにそのとおりかもしれない。でも、だからと言って赤字を垂れ流していいのか?

長野県のしなの鉄道は赤字続きだったが、田中康夫県知事が、HISの企画部長をしなの鉄道の社長に引き抜いた。
しなの鉄道は月2回のイベントをやり、時々田中康夫県知事が一日駅長をやったりして、なんと1年で赤字解消、黒字に持って行ったのだ。

それくらいの企画力を加味して試算を出したのだろうか?

赤字解消は無理だから廃止です、としか言えない経営陣が出した試算なんて、私は信じられないけどなあ。

乗って残そうTR というスローガンも、延岡から先の足がないから、結局、高千穂から車で延岡まで行ったほうがラク、という事実がある。
それは、いい、悪い、を抜きにして、事実だと思う。

バイパスが通った時点で、車のある人は車の方が楽になったのは悲しいけれど事実だと思う。

生活の足として乗るには、車を持っていて運転のできる人にとっては、車の方が便利なのは、どうしたって事実なのだ。

それでも乗って下さる方もいて、それは本当に頭が下がる。
意識の高い人、熱意のある人だと思う。ありがたいことです。
通学、通院、車のない人、車の運転ができない人、つまり交通弱者にとってはなくてはならないものだからこそ、残さねばならないのだ。

「乗って残そうTR」には、そういう、弱者を思いやる心が必要なのだけど、でも、それが徹底できなかったのは、やはりどこかに無理があるからだと思う。

そこに「便利」があるのにあえて「不便」を選んでくれと頼むのは、何らかのメリットがない限り万人には広まらないし、長続きしにくい。

しかし、仕事や会合で延岡に行くのには車の方が便利でも、友達に会いに喫茶店に行くのであれば、それをTRの中をサロンとして使うのはどうだろうか。

パーク&ライドというシステムがある。駅まで車で来て、そこからは列車にのって目的地へ行く、というシステムだ。

それを、パーク&ライド&ティーブレイクにするわけだ。

車両をサロンとして使えば、普段乗らない人も乗るかもしれない。
それからしなの鉄道に倣って、月に2回は写生大会や写真の展示会や、俳句の会や、太鼓の会や、なんでもいいからイベントをするのだ。

なんでもいいから。

なんでもいいからやろうよ。

無駄かもしれないけどやろうよ。

残そうよ。

私たちの知恵を使って、残そうよ。
乗って残すのは、仕事や時間の制約のあるときに乗れ!ではなく、楽しみのために乗ろうよ。

そんなことを考えて帰ってきました。

赤字だから負の遺産というのなら、黒字にして正の遺産として残そうよ。

赤字だからと言って廃止すると、その赤字以上の経済損失が生まれるのはいろんな廃止路線の地域の話を聞くと、わかりきっている。

赤字以上の経済損失が生まれるほうが、負の遺産ではないか?

正の遺産にして残してあげようよ。ねえ。
Commented by まりこ at 2005-12-14 08:11 x
私の地元の赤字路線が廃止になる前
ニュースでいろんなイベントしていました
そのとき、マイク向けられて「なくしちゃいけない!」と言ったおじさんは、「今日は車だ。JRは不便だから」って・・・
こういう気持ちだから、なくなっちゃうんだ!と思いました
結局廃線になってしまいました
代替えバスは走っていますが、ますます寂れてきた沿線
困っているお年寄りに、高校生
どんどん過疎化してしまうみたいです

高千穂線が、こうならないように!とお祈りします
なんにもできなくてゴメンなさい
by akaboshi_tamiko | 2005-12-12 20:05 | ふるさと関連 | Comments(1)