2006年 01月 21日
小嶋社長の日本語
去年と今年では態度が全然違うヒューザーの小嶋社長。
彼の日本語はちょっぴりヘンです。
被害マンション住民との話し合いのテープが公開されたり、テレビの立ちインタビューなどを見てると、大変印象的な言葉遣いがありました。
「生きさらばえる」「あげっつらを取る」
最初のは、確かインタビューで「小嶋、生きさらばえても、被害者に保障を、、、」とかそんな文脈でおっしゃってました。
でも、「生きさらばえる」という言い方は辞書にはないし、私が見聞きするのは「老いさらばえる」という言い方です。
ちなみに、「さらばえる」というのは、やせ衰える、という意味ですから、「老いさらばえる」というのは、年を取ってやせ衰えたみすぼらしい姿、ということです。
きっと、彼の中では「生き恥をさらしても、老いさらばえるまでがんばって保障をしたい」と言いたかったのではないでしょうか?
それから、マンション住民との話し合いのとき、どちらが被害者か、というとき、「これはもう私のほうが被害者ですよ、むしろ」と言って、住民から大ブーイング。そして、住民から突っ込まれたら、
「あなた、なにをそんなあげっつらをとるようなことを言って!」と逆切れしていました。
でも、それを言うなら「何をそんな揚げ足を取るようなことを言って!」ですよね。
「そんな上っ面のことを気にして揚げ足を取るな」と言いたかったのでしょうねぇ…。
いずれにしても小嶋社長、言葉の間違い方が、二つの言葉を混ぜて一つにして使っている、というタイプの間違い方が多いようです。
二つの言葉をキチンと使わず、一つで済ませてしまうというのは、鉄骨を二つ使うべきところを一本で済ませてしまう構造計算のようで、言葉遣いには人となりが出るのねえ・・・と思ったことでした。