メダルはまだですね
今日の関東地方は春のような暖かな日でした。
さてトリノオリンピック。
まだメダルゼロです。
うーん・・・。今回期待されていた選手やチームが、思いのほか成績が伸びず、メダルに手が届かなかったり予選落ちしたり・・・。
残念ですが、それにはやはり理由があるんでしょう。私にはわからないけど…。
男子スピードスケートの500mで、日本選手の前の組が転倒し、リンク整備のために30分ほど待ち時間が出来ました。
その時間、テレビの解説者やアナウンサーは、待ち時間のデメリットを語るんです。
集中していたときに30分の空きができると集中力が途切れるから良くない、30分間シューズをはいたままだときつく締めているので良くない、精神的に動揺するから良くない、など。
そうやって言われると、スピードスケートに何の予備知識もない私ですら、「そうか、滑走前に30分待ち時間が出来ると良くないんだな」と思いこんでしまいます。
今現在出場している選手や、次のオリンピックに出場するかもしれない選手たちだって、そう思いこむでしょう。
なんでそんなネガティブなイメージをテレビが垂れ流さにゃいかんのだ、と思うなあ。
ここで「30分、待ち時間が出来ましたね。ここでさらに集中力を高めるといいですね」とか「この30分でリラックスするといいですね」とか、そういうポジティブなことを言っておけば、次の次の次のオリンピックに出るような若い子達が「そうか~、待ち時間はリラックスできるからラッキーなんだな」と思うかもしれませんよ。
日本人はプレッシャーに弱い、と言われるけど、こいういうところでマスコミがプレッシャーに弱い体質を作っているんじゃないかなあ、と思います。