機能美
毎週月曜日はNHKの英語でしゃべらナイトを見てます。
釈由美子、松本和也アナの英語力がどんどんアップしていくのは面白いですね~。
でも、一つ気になることが・・・。
松本アナがロンドンへ行ったときも、ロンドン大学の学生の方たちに日本人と日本文化を説明しようとして、「日本人は脚が短い、頭が大きい、顔が大きい」ということをおっしゃっていました。今日も、オーストラリアの社交ダンスチームと踊るときに、「あなたは手足が長い、顔が小さい、私とは不釣合いです」とおっしゃっていました。
それって、日本の文化や個人を語る上で、まったく関係のないファクターではないかと思うんだけど・・・。
脚が長いほうがかっこいい、って本当かなあ?
それって機能美、あるのかなあ?
相撲の曙は脚が長すぎて力士としてはバランスが悪かったと思います。それより武蔵丸は脚が長すぎず、力士としてバランスがよかったし、故障も少なかったんじゃないかな。
一般に、力士は重心が低い方が強い。力士にとって長い脚は機能的ではありません。
スケートの伊藤みどりちゃんは、あの太い太ももがあったからこそ、素晴らしいジャンプが出来たんだと思います。痩せて太ももが細くなってからは高さも回転も小さくなりました。細くて長いだけの脚は機能美がありません。
荒川静香さんのように細くて手足が長いほうが優雅さは出るかもしれないけど、伊藤みどりちゃんのような高さと強さのあるジャンプはやっぱり難しい。
目的によって体の形は変わってくると思うなあ。それが機能美だと思います。
ファッションモデルや女優と言った、ある特定の職業に向いている体形だけを「美しくてかっこいい」と思っている人が多いのではないでしょうか?
職業によっては太くて短い手足の方が機能的でかっこいい場合もあります。
頭が大きいほうが舞台で映えるので、舞台俳優には小さな頭より大きな頭のほうがいいと私は思っています。
「小顔で脚長、スリム」が美しいというステロタイプの考えは、少し(いや、かなり)古いのではないかと思いますが、どうでしょう?
みんながバレリーナになるわけじゃないし、胴が長く手足が短い方が表面積は小さくなるので(同じ身長だったら)、寒さに強くなります。氷河期には胴が長い人のほうが生き残るかもしれないですよ。
外国の友人が、日本に来て、日本人があまりにも外見にこだわるのでびっくりした、と言っていました。脚が長かろうが、短かろうが、話す内容が面白くて楽しい人のほうがいいな、私は。
…いや、ぶっさいくな自分をかばうわけではないんですが(笑)。
欧米人のモデル、スポーツ選手、それ以外の一般の人たちも、手足が長いことを
心から喜んでいる人なんて、殆どいません。
むしろ、手足の長さをどれだけ、全身の中でバランス良く見せられるかを工夫して、
着る服を選んでいます。
例えば、今、流行りのローライズのパンツ。日本人の若いコ達は、あれが
今の流行りだと思って、当たり前のように着ていますが、欧米人は
長すぎる足を、少しでもバランス良く見せるために、選んで着ています。
英語でしゃべらナイト、私も大ファンです!
特に、「パックン英検」に、はまっていて、新しい「英々辞典」が欲しくて、
たまらなくなります。でもまだ、買っていないんですよねぇ、テヘヘ・・・。
美しさのものさしはひとつじゃないと思います。
アメリカ在住の叔母の話では白人種の女性は東洋人種の肌理の細かい肌を大変うらやましがっているそうです。叔母は50代ですが、アメリカ人からは30代くらいと思われるようですよ。
自信を持っていきませう。
ほんっと、毛については永遠の難題です。永久脱毛できるほどの資金も無い人間にとっては・・・・。わたしもそんな国があったら・・・行ってみたい。