2006年 07月 14日
美術ってスバラスィ!!
いや~~~、美術って、本当に素晴らしいですね!!
うちの夫が、ある日しみじみと言いました。
夫の友人で、美術の教師になった人がいます。
その人が、昔、自宅のパソコンでアダルトサイトを見ていたのだそうです。
一生懸命見ていたら、背中に人の気配が。
振り向くと、4歳の娘が、その画面をじーっと見ていたのだそうです!!
ひゃ~~~~っ!!
娘はクルリと踵を返して二階へダダダッと走って行きながら、「ママ~、パパがおっぱい見てるよ~~~!」と!!
彼はそのとき、必死でパソコンのキーボードを叩き、あるキーワードを入れて検索し、奥さんがその部屋へやってきたときは、違う画面になるようにしたのです。
奥さんが「パパ、なに見てるの?」と部屋に来たときは、すでに画面は「アングルの泉」に変わっていました。
ぷ~~~~っ!!
そして奥さんは娘に「これはパパのお仕事だから」と言ったそうですよ!!
ぷ~~~~~~~~~ッ!!
夫は美大の仲間とともにその話を聞き、仲間全員が、そのキーワードは「アングルの泉」だろ? と言ったそうです。
まず、こどもが「おっぱいの絵」だと思う絵、というには、「アングルの泉」が最適!! だと私も思います!
他におっぱいが出ている、という絵だと、ドラクロアの「自由の女神」もありますが、アングルの泉の方が短いので打ちやすい、絵的にもアングルだよな~、などと、仲間同士で盛り上がり、夫とその友人たちはみんなで「美術やっててよかったよな~」と言いあったそうです(^^)
本当にね~、よかったね、美術やってて。
しかし、その美術教師の友達は、あとでみんなに「子どもをだまして最低~!」とか、「子どもが起きてる時間にそんなもん見るなよ」と言われてたそうですよ。
やっぱり友達、突込みが的確ですね!
あと、友達ででたのが、「おっぱいが出てても、マチスとかエゴン・シーレなんかじゃだめだよな~」という話だそうです。
見ていたものはエゴン・シーレっぽいものだったでしょうけどね(^^)

爆笑でしょ~。そのあと美術談義に花が咲いたそうで、美術の話は面白いですね!
それから、どの程度のアダルトサイトだったかは聞きませんでしたが、娘さんがトラウマになることはないと思いますよ。
トラウマって、嫌な出来事が繰り返し繰り返し長期にわたって続いた場合と、飛行機事故似遭遇したときとか、生死にかかわるほどの大事件が身に降りかかった時になるものだそうです。エッチサイトを見ているお父さんを一度見た、というのでは、トラウマになる前に、忘れてしまうのが子どもの仕事。
子どもって、嫌なことを忘れてしまうように出来ているのだそうです。嫌なことを忘れて明日も明るく生きていくために、人類に備わった機能でしょうね。嫌なことを忘れないうちにまた次の嫌なことが起き、それが長期間続くとトラウマになるのだそうです。
「忘れる」というシステムは、人類が持つ機能のうちで、もっとも重要なものの一つ。嬉しい思い出を忘れるのは悲しいけれど、嫌なことを忘れるのは、生きていく上で必要なことかもしれません。