大人は手を出す、子どもは口を出す
大人は手を出します。
子どもは口を出します。
大人は、何かをやるとき、机上の空論ではなく、実際に手を動かして働き、子どもは小さな頭で考えて口だけ出して実働しない、という風に取る人もいるでしょう。
そうではなくて、これは、お箸で漬物を出したときの話です。
こいち祭りで、宮崎の物産を売りました。漬物を売るとき、試食させないとダメなので、私が漬物を持って、お箸でつまんで、「試食いかがですか~?」とか、ビール片手に歩いている人に「おつまみどうぞ」と、声をかけました。
すると、大人の人というか、年配の方々はみんな、手を出して、その漬物を受けようとするんです。私もお箸でつまんだ漬物とか出てきたら、手で受けて味見しますね。
しかし、若い子(20代らしき人々)は、お箸で出された漬物を、「あーん」と口をあけて顔を近づけて、食べさせてもらおうとしたんです!!
いや~~~、それ、私の印象では赤ちゃんです!!
赤ちゃんとか、5~6歳までの子ども時代に、母親が箸でおかずや何かをはさんで口元に持ってきてくれて、「はい、アーンして」とか言って食べさせてくれたことはありますよ。
でも、少なくとも小学校に上がってからは、病気のとき以外に、箸で食べさせてもらう、ということはありませんでした。
恋人同士で、いちゃいちゃしながら「はい、アーンして♡」「パクッ。う~ん、おいちい」ということもあるかもしれないけど、それだって人前じゃなかなか恥ずかしいと思う、昭和30年代生まれのわたくし。
小学生くらいの時代なら有り得る話ですが、大人になってから「アーン」方式で何かを食べる人がいる、ということに私はショックを受けました。
食べさせてもらいたい、というより、手のひらで受けることが「不潔」に感じるからやらないのでしょうが、それにしても口をがばっとあけて、ちょっと上を向いて顔を近づけてくるのは、「それは子どものしぐさだ」と思い込んでいた私には、本当にショックでしたね~。
いや、これくらいで驚いていてはイカンのですが。
もしかしてこれは赤星たみこさんでは?って思う人も写ってましたね。ご苦労様でした。
試食を勧められて口をあーんて開ける人、私のイメージの中でも大きくても小学校前のお子さんですねー。うーん…