美女の壺

０６/１２/１６/土曜
今日、美女の壺が届きました。
今まで何冊か単行本を作ってきましたが、今回の本は、本当に担当者に感謝しています。
いや、今までの単行本だって、担当者の尽力とアイディアがあるからこそ出来たのですが、今回のは、こちらが渡した原稿を、本当に丁寧にブラッシュアップしていただいて、いい本が出来ました!!

自分の作品は、毎回、毎回、納得してネームを作り、納得して原稿を描いているんだけど、後で読み返すと「あれ？　思っていたより・・・↓↓」ってことがたまにあるんです。

でも、今回のは、「あれ、思っていた以上に面白い!!」と、うれしい誤算です。
なんでだろう？

連載していたときの体調や精神状態もあるんだと思います。
数年前ある漫画を連載していて、連載中、つらくてつらくて、のりが悪くて、「この作品は失敗作になるかも」とひそかに思っていた作品がありました。

そのとき、私はがんの手術のあとの後遺症で、ホルモンバランスが激変していて、ちょっとうつ状態でした。そのとき、毎回ネームを一生懸命作って、納得して、このレベルなら大丈夫、と思って描いているんだけど、いざ本に載ったら「あれれ…↓↓」と落ち込んでいたわけです。

でも、それを最近になって読み返すと、「あれ？　あの時思っていたほど駄目じゃない。むしろ面白い！」と思えました。

当時の精神状態、体調が悪かったので、どんなに面白いものを描いても「駄目だ駄目だ」と思えたんでしょう。

今回の「美女の壺」は、連載中も楽しかったけど、まとまると、それ以上に面白く感じました。
うーん、なんだろう、これ。いい傾向ですね。
面白くてためになる！　ちょっと、、、いえ、かなり自信作です～（*^_^*）　ソンはさせませんぜ、奥さん!!