努力する気力
NHKの@ヒューマンと言う番組で菊池凛子を紹介していました。
ウィキペディアと、NHKでの紹介を要約すると、
1999年、「菊地百合子」として映画「生きたい」でデビュー。
2004年5月より「菊地凛子」に改名。
06年、アメリカの映画「BABEL」に耳の聞こえない日本の女子高生チエコ役で出演。
オーディション前から手話を習い、撮影中には殆ど取得し、10代特有の体型(ムチムチとした感じ)を出すのにあたって、5キロ増量したとか。
途中で監督が本物の聾唖の人を使いたいと言い出したのだが、オーディションのたびに手話を上達させていくその上達振り、役になりきろうとする熱意に監督が感銘を受け、チエコ役に抜擢。
本人は、町で買物をするときに言葉を使わず身振り手振りで買物をしたり、地下鉄では風の感覚で列車が入ってくるのに気付く感覚を養うなどの訓練を積み、監督を認めさせたのだそうです。
監督が「彼女の、役を獲得したいという熱意と努力はすごかった。本当のプロ意識だ」というようなことを言っていて、私は自分自身を振り返って、「うーーーん・・・・」とうなだれてしまいました。
私自身が、今、そこまで努力していることは何だろう?
いろいろ、ちまちまとした努力はしているけれど、万人が見て「この努力はすごい!」と思ってくれるような、万人に感銘を与えるような努力ではないですねぇ…。
菊池凛子さんがそこまでの努力をしたのは、演技や映画に対する愛があるからでしょう。その役をなんとしても獲得したい! その映画に出たい! その演技をしたい! という愛情。
何かを獲得するための努力って、みんなそれなりにやるけど、人に感銘を与えるほどの努力は、そのことに対する愛情がないと、努力もどこかで煮詰まったり、イヤになったりします。努力を続ける気力があるかないか。
その気力のことを「愛」というのかな。
そういう意味では、私の愛は少なくなってるな~。いろんなモノ、コトに対する愛が・・・。
今、私にあるあふれんばかりの愛は、猫のコマちゃんに対する愛だけだわ・・・。うーん、いかんいかん。もっと仕事にも夫にも地球にも、愛を持たねば!
最近の画像と全く雰囲気が違うので、驚きました。
役によって、がらっと変われるというのは、努力によるものばかりでなく、才能の大きさも感じさせますねえ。
これからが楽しみ(^^)。