熊本空港へ
こどもの日ですが、朝から雨模様で、肌寒い一日でした。
今日は、日之影に帰ってきていた姪が熊本空港から帰京する日なので、空港までドライブがてら送っていくことにしました。
母と姪を乗せて熊本空港へ。途中、高森の湧水公園を見に行きました。
ここは、高千穂と高森をつなぐ鉄道のトンネルを掘っているときに、高森の水源にぶち当たって水が湧出したというトンネルです。
ここで水が出てしまったおかげで、当時(昭和50年)、高森町内の水道が涸れて、断水してしまいました。1~2日の断水でもつらいのに、一年半も断水し、自衛隊の給水車からずっと水をもらう生活を強いられたそうです。
このおかげで、高森~高千穂間の鉄道敷設は白紙にもどり、高千穂線は南阿蘇鉄道とつながることがなくなったのでした。
という歴史も、2年前初めて湧水トンネルに来るまで知らなかったのですが、この2年間は何回も来ています。

写真は湧水公園の中のウォーターパールという装置。
水滴にストロボをあてて、水の粒の落ちる速度がゆっくり見えたり速く見えたり、止まって見えたり、逆に昇っていくように見えたりする、不思議で美しい装置です。
これを動かしている電力は、マイクロ発電機。これはせせらぎ発電とも言いますが、少しの水の流れでも水車を回して電力を作る、効率のいい発電機です。
こういうのが小さな川にたくさんあれば、日本の電力は原発に頼らなくてもいいのになあ、と思います。
熊本空港から俵山にかけて林立する風力発電もあるし、また、宮崎県は晴天率が高いのでソーラー発電も使えば、ホント、クリーンでいい電力がたくさん取れるのに。なんて、取らぬ狸の皮算用ですけど、思ったりしてます。
湧水公園のあとは、馬刺しを食べて、姪を熊本空港へ。
空港で、四角いスイカが売られているのを見ました。


