2007年 06月 01日
日本水大賞授賞式
今日は第9回日本水大賞の授賞式でした。
私もこの賞の審査員となって9年、いろいろ勉強させていただきました。
(第8回の授賞式の様子はこちら。
私の着物の後姿が見られます)
秋篠宮、国土交通省大臣、環境省大臣、農林水産省副大臣、厚生労働省事務次官、文部科学省副大臣がいらして、祝辞をいただきました。
もちろん、日本水大賞の委員会・委員長の山岸哲さんの挨拶も。
毎年、この授賞式にはキモノを着て行きます。
権威ある賞だから、全員正装で出席しましょう、特に民族衣装のキモノを、男性も着て出席しましょう!と、第一回から私が提案したら、その時はみんな「お、いいねえ、やりましょう!」と大絶賛。
男性の場合は、タキシードでもいいし、とにかく正装しましょう!と提案したのでした。
そして、いざ第一回の授賞式に、無理して着物を着て行ったら、なんと!! キモノを着ていったのは私だけ。
私のキモノ姿を見て、みんな「ごめんごめん」と苦笑い。
でも、そのとき「来年はぜひ、みんなでキモノにしましょう!」と提案したら、そのときも、「いいね、そうしましょう」と。
でも翌年、やっぱり私だけ。こんなに権威のある賞なのに。
ストックホルムでのwater prizeでは国王、王妃もいらして、みんなタキシードなんですよ。
日本だってそれくらいのことはしてもいいでしょう。
去年の授賞式には千賀先生が羽織袴姿でいらしてくれて、嬉しかったな~。
(でも、今年はスーツでしたが・・・)
着物にこだわるのは、これは私が多少マスコミ関係の仕事をしているから、というのがあります。
この「日本水大賞」というのは、とても権威のある、素晴らしい賞なのに、まだ知られていないんです。
こういうことが広く知られるためには、テレビでCM打つのが一番手っ取り早い。だけど莫大なお金がかかります。
お金がかからずテレビに出るには、向こうから取材に来てもらうこと。
それはこの賞が有名になれば当然取材に来てくれるでしょう。
でも、まだそこまで有名ではない。
今、一番テレビに出る可能性があるのは、秋篠宮様の動向を放送してくれるワイドショーがらみ。現に、今まで数回、秋篠宮様が日本水大賞に出席なさいました、とワイドショーで取り上げられたのを見たことがあります。
それも、壇上のお二方をカメラが捕らえて、それがスーッと横移動したくらいの、ほんの数秒。
この数秒を、もう1秒でもいいから伸ばしたい!そのためには、男性審査員が全員上半身裸でペニスサックをつけていれば、そりゃ~20秒くらいは映してくれるでしょう。でも、そこまでやれとは言わないから、せめて全員が着物だったら、何らかのコメントがスタジオでもあるでしょう。今まで10秒だったのが15秒に延びるかも知れないんです。
テレビの世界で5秒がどれだけ大きいか。
一銭のお金もかけず、2~3秒延びる可能性があるんだから、やってみてソンはないじゃん、と私は思うわけです。
日本水大賞を広めるために、みんなで和服を着て出るくらい、誰もソンはしないし、テレビの2秒がもらえるかもしれない。誰もソンしないし、改まった気分になれるし、日本人としての誇りも感じられるかもしれない。
だから和服で、と毎年提案しています。
そうしたら~~~~~。
この意見に反対する人(ある学者の先生)がいたんです!!
「私もテレビの仕事にかかわったことはありますが、チンドン屋みたいなことをしてもテレビ局は取材しませんよ」と。
はぁ??????
日本の民族衣装、キモノを着ることが「チンドン屋」ですか????
それはキモノに対する認識があまりにも違いすぎやしませんか???
この先生の言うテレビ番組は、教養番組だったり時事番組だったりです。
私だって最終的には教養番組・時事番組に特集組んでもらいたいですよ。それだけの価値がある賞なんだから。そういう番組に取り上げられるにはキモノを着たくらいじゃダメですよ。
でも、私が言っているのはそういう番組じゃなくてワイドショーなんです。ワイドショーでもいいから、とにかくテレビに取り上げてもらいたい。1秒でも長くテレビに出させたい。
日本水大賞を多くの人の目に触れさせたい。
だから、とりあえず日本水大賞が人口に膾炙するために、誰もソンはしないし、費用対効果が高い「みんなで和服作戦」を提唱してるんです。
和服大作戦の、一番いい効果は、なによりも、和服を着ると気分が改まる、ということです。
去年、和服姿で出てくださった千賀先生も「いや~、たまにはいいねえ」とおっしゃってましたよ。
それをねー、「チンドン屋」って・・・。あ~、もう、学者って頭が固いなあ、と思いました。
先生の理屈がちゃんとしてるから
面白くないのか
ボキャブラリーが狭いのか・・・?
で、そう言うこという学者って
羽目外したがるんですよね・・・はぁ・・・
でも、先生!どんまい!
私、先生の着物姿って、好きー♪
研究者の世界は、我らとは全く違う世界ですから。。。
でも、されどテレビなんですがね。「価値観の違い」は、どこまでいっても
埋まりません。
着物、洋服とかだけでなく、
いまの日本人には盛装に対する恥じらいがあるように思います。
盛装の機会が少なくて、慣れてないからでしょうね。
盛装するのは、せいぜい結婚式ぐらいじゃないですか?
でも、盛装するって、気持ちいいですよね。
私自身は、家族の結婚式に1度しか経験ありませんけど。
だから、来年もぜひ先生は盛装なさって、テレビニュースで15秒の壁に挑戦してください。
わたしも、ことし初めて、ここで「水大賞」のこと知りました。
今度、友だちに言って、教えてあげようっと!
うーん、それは思うに何かのコンプレックスの裏返しじゃないかなぁ?
「日本人なのに着物を持ってない」とか「着れない」とか。
しかしまあ、着物を買うとか着方を習うとか、ムリなら着せてもらうとか、ある程度のお金さえあればあっさり解決できそうなことですけど。
TPOって最近あんまし言わなくなったけど、やっぱしある程度はあると思うなぁ。少しずつでも賛同される方が増えればいいですね。
キモノって、やっぱり美容院に行ったり着付けしてもらったりと、手間がかかりますよねー。私は姉に着付けてもらって、髪は自分でアップにしただけだから簡単だけど・・・。
着付けも自分で出来るよう、練習しようかなと思う今日この頃。
日本人だし、がんばってみようかな~。
「2008年日本ストックホルム青少年水大賞」受賞者が決定になりましたね。やっと発表、という感じです。
表彰式は、秋篠宮殿下と同妃殿下のご臨席を賜るとのこと、受賞された生徒さんたちも楽しみでしょう。是非、画像を拝見したいです。
はじめまして!
ようやく、ストックホルム青少年水大賞の受賞者発表になりましたね!
私も審査員の一員として、いろんな学校のいろんな作品を見せていただきますが、本当にどこの学校もレベルが高く、いい学校が多いのです。どれも大賞にしたいくらいですが、ほかの専門の先生方の意見を聞きながら、泣く泣く点数をつけています。
表彰式の模様はまた日記でお知らせしますので、ごらんになってくださいね。よろしくお願いします。