ネーミング力
それは、ネーミング力。
もうすっかり定着した「汚れの首輪」という言葉は、私が子どものころのTVCMで初めて聞いた言葉だ。洗剤のCMで、ワイシャツの襟首の汚れを「汚れの首輪」と表現して、それを落とすための洗剤を売り出していた。そのCMで初めて見た言葉だった。
「天使の輪」というのも、元からあった言葉なのかもしれないけれど、やっぱり私が子どものころ(中高生のころだと思うから、30年以上前)、シャンプーのCMで見かけたのが初めてだ。
そして最近見かけて感心したのが「サボったリング」だ。
訂正とお詫び
昨日、夜中にこれを書いたときはうろ覚えの「ズボラの輪」と書いてしまいましたが、コメントでご指摘の通り、「サボったリング」のことでした。
はなまるマーケットで薬丸裕英さんが使って広めて、いまやCMにも使われるような一般名詞にまでなったようです。
「サボったリング」を、汚れの首輪、天使の輪と絡めて、私が「ズボラの輪」と脳内変換していました。
訂正してお詫びいたします。<(_ _)>
これは便器の水がたまっているところの、喫水線のところにつく汚れの線のこと。
サボったリングがついたら掃除する時期、でも、ほ~らこれをかければすっかりきれいになりますよ、というようなCMだった。
喫水線という言葉は目で見ればわかっても、「きっすいせん」と音だけで聞いたらわからない人でがいるかもしれない。でも、トイレの「サボったリング」だとわかりやすいと思う。
テレビでその画像と同時に見れば一目瞭然。その体験が積み重なれば、「サボったリング」も「汚れの首輪」と同じくらい定着することだろう。
造語だけでなく、他の言葉もCMで知ったものがたくさんある。
キューティクルという言葉もCMで知った。
歯のエナメル質、象牙質、歯周病、歯周ポケットなどもCMで知った。
こうしてみると、洗剤系のCMが多いなあ。
洗剤のCMは一日のうちで一番多く放送されているし、洗剤業界が一番宣伝広告費を多く使っているのだから当然と言えば当然か・・・。
毎日毎日、洗剤のCMが流れ、新しい言葉が作られているんだなあ。
CM作る人たちって、ホント、ネーミング力が高い。印象に残る、そのものずばりの、状況にぴったりの名前を作るのが本当に上手い。その商品がいいか悪いかは別として。
洗剤関連以外の言葉で、面白い造語ってなにかなかったかな。ちょっと考えてみよう。何か思い出した人、教えてくださいね。
ああ、幼い頃に抱いた夢が、ロマンが、がらがらと音をたてて崩れて行くのを感じます。
・・・(大げさすぎ?)
メーカーによって違うのでしょうか?
喫水線は私が勝手に使っているので、ロマンを壊したのは私です~~。ごめんなさい~~(-人-)
ご指摘ありがとうございます~~~(^^)私が勝手に脳内変換していたみたい。サボったリング、ネーミングとしては秀逸ですよね! それそのものはイヤンなものですけど(*^_^*)
そうそう、小林製薬の商品はそのものずばり!のネーミングで、わかりやすい~。私も見習わねば!
そうそう!! うちも石けんで掃除しているせいか、2~3週間くらいサボってもつかないです!合成洗剤だと毎日掃除してもつく、というのはわかるような気がします。合成洗剤ってすごく残留するので、便器の表面に残留して、かえって汚れを付き易くするって聞いたことがあります。不便ねえ・・・。
便器にもロマンはあるのです!
純白の豪華客船の喫水線にう○ちがプカプカしていたって、純白の便器が大海原を疾走していたっていいんです!!
・・・
ちなみに、ノーリツさんのサイトでは、浴槽に対して喫水線という言葉を使っていました。探せば便器もあるかもしれません。