全日本フィギュアスケート
二位が安藤美姫、三位が中野友加里でした。
うちは、私も夫もどちらかと言うと中野友加里ファンで、三人の中で一番熱を入れて見ました。
特に、中野のスピンが好きで、ドーナツスピンの時、手を上に上げて回るのが、本当に白鳥のよう。優雅さもあるし、好きだわ~。
ただ、ジャンプがもう一つ小ぶりで、回転不足を取られてしまっているんじゃないかなあ、と思ったり。(なんて、素人なのに偉そうなこと言ってますね、私。てへへ)
男子もまた高橋が優勝で、かっこよかったですね~。
私が子どものころ、サッポロオリンピックの時のフィギュアスケートとは、もういろんな面で段違いです。あのころはビールマンスピンだけでものすごい拍手と、メダル。今の選手がトリプルジャンプを軽々と飛ぶのなんか、当時は考え付きもしませんでした。
さてここでしんちゃんが問題を出しました。
「今の選手がタイムマシンでサッポロオリンピックのころに行って出場したら何色のメダルが取れるか?」
「そりゃ~、金銀銅、独占でしょう」
「ブーッ。規定が出来なくてみんなメダル圏外だな」
プーッ、そうそう、規定のことを忘れてました!
当時は「規定」があって、あの伊藤みどりちゃんが、ジャンプは世界一だったのに規定で点が取れなかったんですよね。規定がなくなってから上位に食い込めるようになったんだし。
今の選手は規定の練習一切やってないから、絶対規定で落ちちゃいますね。
それにしても、男子も女子も、日本人選手の顔つきが昔と今とでは全然違います。
特に男子なんか、王子様のような衣装とか、ノリノリの笑顔とか、そういうのは「日本人には出来ない」と昔言われてたのに。30年前は、地味~な衣装で、真面目な顔で滑っていて、ノリノリの演技や派手な衣装は「日本人には似合わない」とまで言われたものです。
安藤選手の最後の挑むような表情も、以前はカテリナ・ビットくらいで、日本人選手は全然やらなかった表情です。それが自然に出てくるようになったんだもんね~。
脚も細く長くなって、昔の選手とは体つきも全然違う。
20世紀中に日本人が世界で一番体形が変わった民族だとか。体形も、表情も、表現力も、考え方も、すごい変わりようですね、ホント。