成人式でした

今年もまた、荒れる成人式のニュースがちらほら。
成人式って、久々に友達に会って同窓会気分だし、お酒も公認だし、大騒ぎになるのが普通で、偉い人のお話なんて誰も聞かないとか。

以前、テレビで評論家やニュースキャスターの方達が「成人式に招かれて講演するのが一番いやだ」と話してました。そりゃそうでしょうねぇ…。会場はざわざわしていて携帯でメール打ってて、誰も話を聞いてくれず、ヘタすると壇上に上がってきて騒ぐ人もいるんですよ。そういう講演会で観客をひきつけるだけの話をする能力って、普通の人にはないです。よほどその新成人の子たちに人気のあるタレントとか歌手とかじゃないかぎり、おじさんおばさんの講演なんて、なかなか聞いてもらえないでしょうね…。

あ～、私は石けんの講演で、観客がオバサンばっか、というのが大好き!!
30代～60代のオバサンたちって、本当に熱心に話を聞いてくれます。
いや、20代でも石けんに興味のある方達は、私の石けんの話を熱心に聞いてくださいます。

石けんだけじゃなくて、エコもそう。がんや更年期の健康に関する講演も、30代以上の女性は本当に熱心に話を聞いてくれます。

成人式の前後には、よく「いくつになったら大人なのか」ということがテレビなどで問われます。
私の考える「大人」というのは、いくつかの分野に別れるのだけど、まず、対人関係面での大人は、「人の話がちゃんと聞ける人」というのが大人の証だと思います。

だから、10代でも20代でも、いくつの人でも、人の話をちゃんと聞ける人なら、それは「対人関係という面では」大人。

経済面では、納税している人、納税している人をちゃんと支えている人、というのが、私の考える「大人」の一つの基準です。
直接自分の収入で納税していなくても、家族の経済活動を支えている専業主婦/主夫も、それはそれで大人だと、まあ、私は考えているわけです。異論もおありでしょうが、ま、私の考えということで。

芸能人で、子どものころから稼いでいて納税している子どももいますが、それも、「経済面に限って言えば」大人です。
大人って、いろんな面があるので、総合面ではその子は子どもでしょうが、経済面だけでは、一応大人並み、ってことで。

場の空気を読めるかどうか、というのも大人の基準のひとつかな～。
自分の欲望をどれくらい我慢できるか、というのも基準になるかも。子どもがおもちゃ売り場でアレ欲しい、これ欲しい、とわめいているシーンって、最近見かけないけれど、あれは大人がすぐ買ってあげてるから見ないだけなのかも？

人の苦労をわかろうとする気持ちがあるかどうか、というのも大人の基準。これって、「思いやり」ってことかな。
視野を広く持とうとする気持ち/気力があるかどうか。
自分で自分の生活を律する気持ち/気力があるかどうか。

以上の「気持ち」はあるけれど、
それを続ける「気力」がないのが私…。

う～ん、そういう風に見ていくと、私は子どもか～…。がっくり…。

私は「そういう人でありたい」という気持ちだけはあるんだけど、じゃあ、そういう人になるための努力をする「気力」はホント少ない（ゼロかも）です…。