電話の声が遠い時
普通に話しているときは、まあまあ普通の声ですが、これが電話になると、極端な小声になるんです。もう、全然聞こえないくらい小さな声です。
ルルルル、ルルルルル、ガチャ
「はい、シンセイシャです」
「・・・・・・・・です」
え??? だれ???
最初のころは嫌がらせの無言電話かと思ったくらい。とにかく声が聞こえないから。
「え? どちらさまですか?」
と聞き返すと、やや大きな声で
「 ○○社の○○です」
と答えてくれるのですが、でもそれだって普通の人よりまだ小声です。
そして、話をしている間にまたどんどん声が小さくなっていくんです。
こういう場合、みなさんどうしますか?
最初の1~2回は「あの、電話が遠いんですが・・・」と言ってたんだけど、あんまり何度も言うのも悪いので、とある秘策を使いました。
これは、ずいぶん昔に雑誌かなんかで読んだんだけど、「電話で相手の声が小さいとき、こちらが声を大きくすると、相手の声はますます小さくなる。
こちらが声を小さく すると、相手は声を大きく する」というもの。
早速この理論をこの小声編集者に応用してみました。
ルルルル、ガチャ
「はい、シンセイシャです」
「…○○社の○○です」
あ、小声さんだ、と気づいた私は即、小声で応対しました。
「あ、はい、赤星です」
うちの仕事場にいるオットやオータさんは、私が急にものすごい小声になったのでちょっとびっくり。
私はさらにひそひそと超小声で
「はい、あ、それはですね、来週ならだいたい大丈夫です」と続けます。
そうすると、な、な、なんと!!
小声編集者がちょっと大きな声で
「では○日の午後1時はいかがでしょうか」と言うではあ~りませんかっ!!
でも、それでもまだ小声の範疇なので「あ、すみません、その日は△△が入ってました。×日なら大丈夫です」
というと、小声さん
、「わかりました。では×日の1時にうかがいます」と、小声ながらちゃんとわかる大きさで言ってくれましたよ!!
この編集者から電話がかかってくるときは、私がいつも急に小声になるので、夫もオータさんもすぐ「あ、あの人だ」とわかります。
もう、本当に、ひそひそとささやくようにしゃべるので、「大丈夫かな、聞こえてるかな?」と心配になるくらい。でも、それくらい小さな声だと相手が普通の声でしゃべってくれるんです。
相手に声を大きくしてもらいたい時は、こちらが超小声で。
押してもだめなら引いてみる、ってことですね。
そういう対策があるんですねえ。
実際会って話す時は普通の大きさの声なのに、
電話口からは、小声しか聞こえない知人がいたりしますよね。
ところで、会話中に電話の音の調節で大きくすることは、出来ないんでしょうか?
公衆電話などでそういう機能のついた電話機をちょくちょく見かけます。家電話でも声を大きくする機能のついたものも電器屋さんで見ました。うちの電話はまだそういう機能がついてないんですよね~。
きっと、音を「最大」にしても、あの編集さんの声は小声なんだろうな~。
受話器を30cmくらい離しても、まだ大きい人がたまにあるんですけど。
相手が大声で話していると、こちらはうっかり小さな声になっていることが多く、それで相手は「聞こえないかも?」と思ってますます大声になる、という悪循環が多いそうです。
なので、大声の人には、こちらも大声で対応すると、相手は段々音量が下がるんですって。まだやったことはないですが、いつか大声の人から電話かかってきたらそうしてみようと思っています。(^^)