七五調
ああ、いかん どんげしよってん ぬけんとよ 無理矢理七五 方言も出る
って、ほんとに何を書こうとしても七五調になります。困りました~。
でも、この掲示板のおかげでいろいろ調べて、一つ二つ、いや10個くらい賢くなりました。
まず、ネット友達のHurryさんが「折句」で投稿してくれました。
折句とは、和歌の技巧の一つです。
たとえば、たみこ という名前を折句にして
た 楽しいな
み 皆が集まる
こ この広場 という具合。
折句で検索したら、こんなのが見つかりました。
http://www.e-t.ed.jp/edotori390127/kk-ko6-gikou.htm
から衣着つつなれにし妻しあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ
これは、カキツバタという植物の名前が折り込んである歌だったのですね~。
か からごろも
き きつつなれにし
つ つましあれば
ば はるばるきぬる
た たびをしぞおもふ
これのもっとすごいのが、吉田兼好とその友達のやり取り。
●夜も涼し 寝覚めの仮庵(かりほ) 手枕(たまくら)も 真袖(まそで)も秋に 隔てなき風
●夜は憂し ねたく我が背子 果ては来ず なほざりにだに しばしとひませ
一読すると男女の恋の歌という感じですが、実は…折句と沓(くつ)という技巧が隠れているのだそうです。
折句は五七五七七の最初の文字を拾って出てくる言葉。
沓は最後の文字を拾って出てくるの言葉です。
さて、最初の句は
↓よ よもすずし し
↓ね ねざめのかりほ ほ
た たまくらも も
ま まそでもあきに に ↑
へ へだてなきかぜ ぜ ↑
ということで、折句では「よねたまへ=米給へ=米が欲しい」という言葉が浮かび、
沓(後ろから読みます)では ぜにもほし=銭も欲しい というおねだりの歌になるわけです!!
いや~、昔の人のウィットには脱帽!!
そして、その答えがまた振るってます!!
夜は憂し ねたく我が背子 果ては来ず なほざりにだに しばしとひませ
普通の歌に見えるけど、実は…
よ よるはうし し
ね ねたくわがせこ こ
は はてはきず す
な なほざりにだに に
し しばしとひませ せ
答えは、「米はなし 銭少し」となります!! すごいでしょ~~?
なんかしばらくはまりそうです~~。
私の作った折句
高き山
千の風吹き
穂も揺れて
鉄線の蔓
道にこぼるる
鉄線=クレマチス 初夏に花をつけるつる草。
高千穂の山々に吹く風は、冷たく、強い。
稲穂も揺らし、鉄線のつるもちぎれて道路にこぼれてしまう。
そんな風に負けるな高千穂鉄道!
という思いを詠んで見ました。
感想はうたよみ掲示板へお願いします~(-人-)
http://jitto.org/ ←この中のにあります
はじめると、はまりそうですね(^^;。
ところで、オリジナル背景で投稿しようとしてみましたがうまく送れませんでした。
画像サイズ等の制限のせいでしょうか?
(どのくらいのサイズまで送れますか?)
ありがとうございます~~~。あまりの高度さに皆さんびびってます~。それを中和するためにしんちゃんが投稿。
それから画像は、100キロバイトが上限だそうです。
あの掲示板、縦書きの処理をするのに時間がかかるので、画像は軽めの設定にしたそうです。
よろしくお願いします~。