2008年 07月 20日
国泰寺高等学校 青少年水大賞・大賞授賞おめでとう!
いや、高校生レベルをはるかに超えた、すごい内容です。
遺伝子解析の手法も、プロ顔負け。そしてアメリカの大学、中国の研究者とも対等に研究を重ねています。(なんせ、むこうの大学が、この高校の研究に触発されて、新たな研究を開始したのですから)
ストックホルム青少年水大賞 大賞
広島県立広島国泰寺高等学校理数ゼミ生物班
オオサンショウウオの保全は水辺を守る
―放流実現に向けた遺伝子研究―
簡単に内容を紹介しますね。
この高校の活動は、ひとことで言うと「オオサンショウウオの遺伝子情報の基盤づくり」です。
これが水環境の保全にどうつながるのか…。
地球の水環境を守るためには
●水そのものを浄化する方式と
●河川生態系に確立した生態系を保持する方式
の二つがあり、広島国泰寺高等学校理数ゼミ生物班は後者を選びました。
その具体的手法は……
近年、減少が著しいオオサンショウウオ→個体数を増やすために幼生を放流
しかし、遺伝子撹乱を防がねばならない。
そこからオオサンショウウオの遺伝子情報の基盤づくり が始まりました。
日本国内だけでなく、中国、アメリカへも出向き、大学との共同研究も開始。
それも、この高校の研究に触発された形で、アメリカの大学でも研究が始まったのです。
~本文より~
本校の活動に触発されたアメリカのAAST校(バーゲンカントリーアカデミー)とアメリカオオサンショウウオの遺伝子解析について共同研究がスタートした。AAST校の生徒がアメリカオオサンショウウオのDNAを抽出し、私たちが設計したプライマーを利用して遺伝子増幅に取組んだ。増幅が成功した遺伝子について、今度は私たちが塩基配列を決定した
本格的な遺伝子解析、ミトコンドリア遺伝子の地域差解析など、高校生レベルをはるかに超えた研究で、見事、青少年水大賞の大賞を受賞。
また、※遺伝子メロディを作成し、発表の場ではその美しいメロディが流れました。
これは感動的でしたよ!!
簡単な紹介なので、詳細はこちら↓↓を見てください。
http://www.japanriver.or.jp/taisyo/oubo_jyusyou/jyusyou_katudou/no10/no10_pdf/kokutaiji.pdf
※遺伝子メロディとは
大野乾博士(遺伝学者)が1986年に提唱した変換ルールにのっとって作成されたもので、A、T、C、Gの塩基配列を音符に変換し、DNAを音楽として表現したもの



広島大学のホームページです。
hをつけてttp://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/metadb/up/ZZT00001/BI_2005_0063_0003_50_53_suppl.html
URLご紹介の際は、hははずさなくてもいいですよ~。
こういういいサイトは直リンクしてあげたほうが、ご高齢のかたとか飛びやすいので。(一応コピペは必要ですが)
ありがとうございました。
本当にすごいですよね!!
それにしても、ミーさーさんは感想が科学的ですね~。(*^_^*)
★鍵コメントさん
素晴しいコメント!!
ぜひ、そのまま表に書いて欲しいですけど、ダメなんですか?
ありがとうございます。
ところで、「遺伝子音楽、ここで聴けますよ。」さんは、「水大賞のお着物」さん、「水大賞ホームページ」さんと、同じ方ですか?
文章の感じと、名前の付け方のセンスが似ているので、そうかな、と思いました。

子供のランニングがだんだん、色が悪く(やや黒ずんで?)なっていくのは、もしやすすぎ残しがあるからでしょうか。
名前をいれるところからメッセージを始めるのは、申し訳ないのですが、おやめいただけると幸いです。
名前を入れるところには、適当なニックネーム(ネット上では「ハンドルネーム」)をつけて、統一のお名前で書いてくださると、「ああ、この方は熱心にいろいろ書いてくださるなあ」という感謝の念がこちらにも自然にわいてきます。別々の名前だと、違う人が書いていると思いますので、一人の方への感謝の念が薄まります。
メッセージは、メッセージ欄から始めてくださるよう、お願いいたします。
また、お子さんのランニングがだんだん黒ずんできた、というのは合成洗剤で、でしょうか? その他もう少し詳しく、「石けん大好き!」のほうへお書きくださると、またレスがいろいろな方から着いてきます。合成洗剤ユーザーの方でもぜひお願いいたします。(-人-)