2008年 08月 04日
赤塚先生とタモリ
(読売新聞 - 08月04日 19:01)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080804-OYT1T00583.htm
この記事に出ているタモリさんのコメントが感動的です。
あまりこういうコメントを出す人ではないので、彼にとって赤塚先生がいかに大きな存在だったかがわかるでしょう・・・。
2日(土曜)に亡くなった赤塚先生。タモリは土日に泣くだけ泣いたのでしょうか、今日の「いいとも」では普通の表情でした。
いつもより元気が無いかな、と思うと、それだけで涙。
夫は「いや、プロだから普通にしてるさ」と言い、それもそうかな、と思ってみると、それはそれでまた涙……。
赤塚先生が亡くなったことも悲しいことですが、タモリさんの気持ちを思うと、それもまた悲しくなります。
赤塚先生やジャズピアニストの山下洋輔さんたちとタモリさんが遊んでいたころの話はとても面白くて、いろんなところで書かれたり、テレビでも出ていて、本当に爆笑エピソードばかり。
赤塚先生のご冥福をお祈りいたします。
蛇足ながら付け加えると……。
赤塚先生は、私の大好きな土田よしこ先生の師匠にあたる方。
もちろん、赤塚先生も私は大大大好き。
私が漫画家としてデビューして数年経ったころ、朝日新聞に現代漫画家の系統樹が出ていました。
その中で、赤塚先生のところから土田よしこ先生が伸びていて、その先っぽに私の名前が小さく載っていました。
友達の編集者が「この記事書いたひとはよく見てるねえ」と、その記事をほめていました。デビュー数年目のほんとにちっぽけな漫画家の私の名前をここに書いてくれた人がいる、ということも驚きでしたが、私のことを赤塚系譜にいれてくださったことが驚きと感謝と喜びでした。
赤塚先生の足元にもおよばない私です。また、そのナンセンスさを継承せず、今はまじめな漫画や、教条主義的なものを描いているような気がして、自分自身がいやになっています。
赤塚先生の死を機に、私自身を見つめなおしています。
追記
なぜかこの記事にジャンクがつくようになり、コメント欄を閉じることにしました。
先に投稿していただいたコメントを以下にコピペしておきます。
コメント欄
Commented by黒豆 at 2008-08-05 18:40 x
まさに、子ども時代を「おそ松くん」の登場から過ごしてきた世代にとっては、寂しいことです(以前から覚悟していたこととはいえ)。
もう、彼のような破天荒なナンセンスを「漫画」に出来るひとは、そう簡単には登場しないでしょうね。
テレビなどのコメンテーターの赤塚評は、どことなく彼の本質とずれているようで(多分、彼の漫画で育った世代ではないせいなのか)、それもまた寂しい感じがします。
>今はまじめな漫画や、教条主義的なものを描いているような気がして
いや、わが道を行ったあのひとだからこそ、きっと、
「それでいいのだ!」
と言ってくれると思いますよ(^^)。
Commented by akaboshi_tamiko at 2008-08-05 22:03 x
★黒豆さん
「それでいいのだ」って言ってくれるでしょうか。だといいなあ。
赤塚先生の漫画は、初期のころの少女マンガのころから大好き。楽しくてオシャレだったんですよね。
赤塚先生、ものすごいインテリですからね。破滅的な人生ではなく、もっと普通に長生きしてもらいたかったなあ・・・。
Commented by 天使 at 2008-08-07 07:18 x赤塚先生の「天才バカボン」が大好きでした。
赤塚先生の数々の作品が思い出されます。
Commented by syo-kunin at 2008-08-07 17:15 x赤星先生、こんにちわ。。。
ときわ荘の仲間が、また一人、逝ってしまいましたね・・・
手塚治先生、石ノ森先生、不二子F先生・・・
そして、赤塚先生・・・
タモリ氏のレコ-ド(1981年発売/即発売禁止)
を中学2年生の時、買いました(笑)
中国語の麻雀は、当時、かなりショックを受けました~(笑)
売れない、タモリ氏を赤塚先生は自宅に招きいれ。。。
ジャズピアニストの山下氏とかと、
毎晩、酒盛りで楽しかったでしょうね~!!
きっと天国で、手塚先生と、石ノ森先生、不二子F先生と
昔話で、盛り上がってる事だと思います。。。
今まで、ありがとうございました!!
お疲れ様でした!!
赤星先生は、お元気でいて下さいね~!( ̄∀ ̄*)イヒッ
Commented by akaboshi_tamiko at 2008-08-10 20:27 x
★
みなさん…。
本当に言葉が無いです。
ときわ荘の仲間がまた一人…。本当にさびしいです。
赤塚先生の葬儀にも行きたかったけれど、締め切り中でした…。
タモリはデビュー当時から大ファンです。
一度、テレビ雑誌の仕事で「いいとも」の取材に行って、楽屋でタモリさんに会ったことがあるんですよ。そのときいただいたサインは私の本当に宝物です。