漫画家・赤星たみこの日記です。 

by akaboshi_tamiko

タグ:洗濯機 ( 3 ) タグの人気記事

石鹸はものすごく汚れ落ちがいいのに、誤解している人がたくさんいます。

石けんユーザーは人口の5%未満とか、3%未満ともいわれています。その少ないユーザーの方たちですら、石けんは環境にいいから使っているけど、汚れ落ちはイマイチだよね、とか、黄ばむのあたりまえだよね、思っている方も多くいらっしゃいます。それ、誤解ですから…。

さて、そういう誤解を抱かせる原因の一つに、洗濯機の取扱説明書があります。

多くの洗濯機の取扱説明書には「石けんは使えません」とか「石けんを使う場合はすすぎを十分にすること。合成洗剤に比べ衣類に残りやすいので黄ばみやにおいの原因になります」という文章が載っていたりします。

いやいや、そんなことないですよ!
石けんは合成洗剤に比べ衣類に残りやすいって、そんなことないですから!
ただし、「石けんは残りやすい」というのは、溶かし込みをしていない石けんは、という枕詞が付きます。

溶かしこみをしていない石けんは、残りやすい。

もっと言うと、「溶かし込みをしていない合成洗剤も残りやすい」です。

合成洗剤はミセル臨界濃度が低く、これは薄めても薄めてもものにしみこむ力が弱まらない、という特徴があります。なので、そもそも残留しやすい物質なのです。衣類に残留分が多いと、衣類が固くなります。だから柔軟剤が必要になるんです。

合成洗剤がこの世に存在しなかった時代には柔軟剤というものは必要がなく、存在していませんでした。
合成洗剤は残留しやすいので、それを前提に柔軟剤が開発され、柔軟剤を使うことを前提に洗濯機が開発されています。

しかし、溶かし込みをきっちりしたら、合成洗剤ですら洗浄力が上がるし、すすぎ性が上がるので、香料の強いにおいも残りにくいし、何といっても衣類がふんわり洗いあがります。柔軟剤を使わなくてもいいくらいに。

そして、石けんも溶かし込みをきっちりすると、合成洗剤以上の洗浄力があります

実際に私の友人の話ですが、
1.合成洗剤で洗っていたときは汚れが落ちていなかった、部屋干しの臭いもしていた。
2.溶かし込みをしてから衣類を入れて洗うと、臭いが取れた! 襟や袖の汚れが落ちた!ふんわりした!
 
3.溶かし込みになれたので、石けんを使ってみたら、合成洗剤溶かし込みでも落ちなかった汚れが落ちた! 
  ・長年使っていてグレーになっていたベビー用タオルが、本来のピンク色が戻ってきた!
  ・何度洗っても落ちなかったシミが、石けん溶かし込みで洗ったら一回で落ちた!

という話を聞きました。

私は、実は、2の段階で、合成洗剤ですら溶かし込みをすると汚れ落ちがよくなるし臭いもとれるので、無理して石けんを勧めなくてもいいのかな、、、と思ったりもしていました。

でも、そんな人が石けんに変えたら、さらに汚れ落ちがよくなったというので、やっぱり石けん最高!と思うんですよね。

合成洗剤でも、溶かし込みをすれば柔軟剤いらなくなるし、部屋干しのにおいもかなり軽減するので、無理にとは言いませんが、溶かし込みになれたら石けんも一度使ってみてほしいな、と思います。

溶かしこみさえちゃんとすれば、すすぎも楽です。溶かし込みさえキチンとしてあれば、石けんはそもそも残留しにくい物質なのですから。

石けんの能力、誤解されていますが、ちゃんと使ってくれれば、汚れがほんとに落ちますから!
[PR]
by akaboshi_tamiko | 2018-05-30 22:54 | 石けん/セスキ/過炭酸塩 | Trackback | Comments(4)
日本の洗濯機は世界一攪拌力がソフトだと思います(個人の感想です)。
さらに、最近の洗濯機は節水機能も付いています。

新しい製品は古い製品の欠点を解消したものである、と思っていませんか?
いえいえ、そんなことはありません。

新発売の最新の機能がたくさんついた洗濯機だからきっと大丈夫! と思って使い始めると、衣類がどんどん黒ずんで来たり、今まではにおわなかったのに、ニオイが出るようになった、という悩みをよく聞きます。私のサイトや個人メールには「ニオイがとれない、どうしたらいいでしょうか?」という相談や質問がよく来ます。

そんな時は、答えは二つ。
衣類を入れる前に洗剤をよ~~~~~くとかしてから入れること。
入れる衣類の量を半分以下にすること。

よ~~~く溶かすと、それだけで問題が解決することもあります(縦型全自動の場合)。

でも斜めドラム式などの、極端に節水に走った機種だと、衣類を半分以下にすることも大切です。それだと節水にならないじゃないか、と批判も受けるんですけどね、洗濯って、衣類の汚れが落ちてなんぼ、でしょ。汚れが落ちない洗濯機って、ただの水の無駄遣いです。いくら節水しても、無駄に使った水ですよ、それは。ちゃんと汚れが落ちるように使ってこその洗濯機です。

衣類を入れる前に石鹸や合成洗剤をよ~~~~~く溶かすこと、ってどうやればいいの? という質問もよく受けます。

明日、とりあえず書いてみようと思いますが、ぜひ、私の本を図書館でいいですから、借りて読んでみるのもいいと思います。どの本にも丁寧に書いてあります。

セスキ&石けんでスッキリ快適生活

きれいに暮らす簡単石けん生活―洗濯物が真っ白、台所ぴかぴか…シンプル家事のすすめ

赤星たみこの石けん達人 
(漫画です。kindle版もあります)

気持ちよく暮らす簡単家事生活



[PR]
by akaboshi_tamiko | 2017-04-13 19:25 | 石けん/セスキ/過炭酸塩 | Trackback | Comments(0)
日本の洗濯機は攪拌力がどんどん弱くなっていると思います。
80年代前半までの全自動洗濯機は、今の弱弱しい攪拌ではなく、ガガーーッ‼ガガーーッ‼という、大きな音を立て、ふたを開けるとしぶきが外に飛び出るくらい、力強い攪拌力がありました。

ところが、80年代半ばを過ぎたころから、洗濯機に「静音」機能が追加されました。
集合住宅で、夜の洗濯は近所迷惑になる、10時以降は洗濯しないのがマナーだ、というようなことが都会を中心に言われはじめ、夜しか洗濯できない家庭が困るようになり、静かさを売りにする洗濯機が開発されたのです。

静かになる、ということは、結果的に攪拌力も弱くなるのだと思います。強く勢いよく回るより、ゆっくり回るほうが音は小さくなるでしょう。そうして80年代後半から洗濯機の攪拌力が少しずつ弱くなっていきました。

攪拌力が弱くなると汚れ落ちが悪くなります。そうすると、一度でも着た服は、すぐ洗わないと襟や袖口の汚れ(特に皮脂汚れ)が落ちにくくなりました。

おかげで、着たらすぐ洗う、という習慣が定着してきます。
すると、どうしても洗濯の回数が増えます

洗濯の回数が増えれば増えるほど、衣類は傷みます。

そうすると、90年代になったころから「衣類が傷みません」という「弱水流」を謳う洗濯機も登場。ますます攪拌力が弱まり、洗浄力が落ち、さらに洗う回数が増える、という悪循環。

そして、昨日も書きましたが、ここに「節水」が追加され、洗う水量がどんどん減ってきました。

これでは十分な汚れ落としは期待できません。

これで日本の衣類はどんどん臭くなっているんですね。
海外の洗濯機を何種類か使わせてもらいましたが、どれも日本のものより攪拌力が強く、ガーッ‼ガーッ‼と回ってくれます。
韓国製の全自動を使っている家では、音が大きいと言ってましたが、それはあの攪拌力では当然だと思います。

韓国の家屋は日本の家屋より壁が厚いようなので、多少の音が出ても大丈夫なのでしょう。
あと、アメリカとイギリスとドイツとオーストラリアで洗濯をさせてもらったけど、どれも音が大きく攪拌力が強い機種ばかりでした。

日本の洗濯機は私が知る限り、攪拌力が世界一ソフトです。これでは十分な汚れ落としは期待できません。(と、二度言っておきます)

じゃあ、そんな弱水流の洗濯機でどうやって洗えばいいのか、という質問をよく受けますが、それはまた明日。
すみません、きょうは力尽きました…。





[PR]
by akaboshi_tamiko | 2017-04-12 19:30 | 石けん/セスキ/過炭酸塩 | Trackback | Comments(0)